42歳で初産【LEE100人隊ユリさんの場合】育児中もお互いのひとり時間を尊重できるのは、40代ならではかも
その後、予定日ぴったりの4月に自然分娩で出産。 「痛すぎて、自分でも驚くほどの大きな声を出してしまったりと、42歳にして初めての経験でした。一方で『私どうしてこんなに痛い思いをしてるんだろう』と、もう1人の自分が隣で見ているような感覚になったり。そして、生まれた直後、なんと立ち会いをしていた夫が気絶して倒れて、車椅子で運ばれるというハプニングも! 私より6歳年上ということもあり体力的に限界だったのか……。本人は『痛み分けしたんだ』と誇らしげに言っていましたが、今ではわが家の笑い話です(笑)」
夫が育休を取得! 一緒に育児ができて、安心につながりました
▶産後すぐに腎盂腎炎(じんうじんえん)に! 授乳もうまくいかず落ち込む 産後少ししてから、夫が約3カ月間の育休を取得し、夫婦で新生児の育児に取り組んだそう。 「産後はなかなか体調が戻らず、退院した翌日に私が発熱し腎盂腎炎になっていることがわかって。点滴を打つために、退院したばかりの病院に1週間ほど通うことになってしまいました。また、最初は子どもが母乳を嫌がって飲んでくれず、何だか母としての自分も否定されているようなつらい気持ちに。母乳外来にも通って、3カ月目ぐらいにようやく飲めるようになったんです。 そんな中でも、夫が育休を取って産後すぐから育児に参加できたことは、安心につながりました。体のトラブルや授乳に戸惑う私の様子に『これはワンオペは無理だね』とつぶやいていたりして、毎日そばで見ていると感じることは多かったようです。夫の会社は男性も育休を取ることが推奨されていて、たまに出社したり、リモートワークをしたりしながら、5~8月まで休むことができました。 もし10年前に出産していたら、こんなふうに夫と一緒に育児をすることは叶わなかったかもしれないなという思いも。年齢というよりは時代の流れが大きいのかなと思いますが、その点ではいいタイミングに出産できたなと感じています」 そのほか、ユリさんが感じる40代での出産のメリットとは? 「子どもが大事だし、一番優先すべき存在であるのはもちろんですが、夫も私もずっとひとり暮らしをしていたこともあり、それぞれの時間を大切にしたいという思いがあります。夫が行きたいところがあれば快く送り出すし、私も子どもを夫に任せて外でリフレッシュすることも。お互いひとりの期間が長かったからこそ、今も尊重できるのかもしれません。 あとは、友達の大半が先に出産していて先輩ママが多く、たくさんアドバイスをくれたので余計な育児グッズを買わずに済みました! 若かったらかわいいグッズにテンションが上がって、あれもこれも買ってしまったかもしれないのですが『生まれる前にそんなに買わなくていいよ』と教えてもらって。チャイルドシートやバウンサーはお下がりで譲ってもらったりも。ベビーベッドは買わずにレンタルで済ませるなど、落ち着いて選択できたかなと思います」