大阪府・吉村知事が定例会見6月30日(全文3)7月11日の前に本部会議で判断したい
現状の措置を継続する選択肢もありうるか
関西テレビ放送:この件で、現状、感染者としては横ばいの状況で、まだまん延防止から10日ほどしかたってなくて、まだ6月中ではあるんですけれども、すでに人流に関しては増加しているというのが数字として出ているのかなと思うんですけれども、知事がおっしゃる7月は警戒しなきゃいけないという中で、いわゆる感染者の増加傾向というのがはっきり見えてこなくても、人流の増加のレベルとか、感染、人流が増加しやすい時期ということを踏まえて、現状の措置を継続していくっていう選択肢も取る可能性としてはあるんでしょうか。 吉村:そこはちょっとたらればになりますし、今の段階でこうなればこうということではないかというふうに思っています。ただ、だからまだ6月30日ですから、7月11日までですので、それは当然、僕も事業者の皆さんに何か制約をお願いするっていうのはやりたくないわけです。で、もう感染が非常に、いつ再拡大してもおかしくない環境はすごく整っているということもまた事実として捉えなければなりませんし、東京では拡大の傾向が見受けられると。これは当然、大阪でもそうなってくると僕は思っています。 というのも、だって人手が明らかに増えているわけなので、減る要素のほうが少ないと思っています。このグラフを見てもらったら分かるとおり、明らかに階段状で増えていっています。ここが3月、ぐっとN501Yが増えた時期ですけど、これを100として、まん延防止で少し下がり、緊急事態ではぐんと下がりましたけれども、再延長のときに増えて、今はもうほぼ100%に近い状態になっているわけですから。
ゴールドステッカー申請、手続き上改善すべきと考えているのか
もうやっぱりこのウイルスが人と人との接触という場面でいくと、増える要素が高い。それをなんとか抑えるという意味で、例えば広がりやすい飲食の場で、そういったゴールドステッカーでやっているような徹底的な感染対策をお願いしますというのを、いろんな申請が難しいとか、細かいことを言い過ぎだとか、これはいろいろな方からも言われるし、メディアからも言われるんですけど、そういったことをなんとか今のうちにやりながら時間を稼ぐというか、その間にワクチンを広めていくということが重要じゃないかと思っています。この7月11日以降、どうするかっていうのは、その段で感染状況等も踏まえて考えたいと思っています。 関西テレビ放送:あと1点だけなんですけれども、ゴールドステッカーの申請状況の部分で、現在書類の審査をしている中で、1万件のうち、修正依頼がおおよそ7000件ということでかなり、確かに申請を難しくすることによって、より徹底していただきたいという知事の話もあったんですけれども、そもそも書類審査の方法とかで事業者の方が分かりにくかったりとか、何か改善の余地はあるのではないかなと思うんですけれども、現状何か修正依頼が多いっていうことについて、手続き上で何か改善すべきと知事は考えられていらっしゃいますでしょうか。 吉村:まずこの相談窓口として、役所に相談窓口を設置をしています。これは電話センターだけじゃなくて、やはりネットが使いにくいという方のためにも役所自身に訪問いただいた場合には相談を受け付けると、丁寧に説明をしていきたいと思っています。それからやはりどうしてもネットを使えないという方のために、書類自体を各市役所に配荷すると。府庁まで取りにこなくても市役所でそういった書類を取得できるようにするというようなことを、今取り組んでいます。また丁寧にお答えするということを、今やっているという状況です。 A:ちょっと実務でお話しさせていただきます。書類の不備とかで、傾向がありまして、一部添付書類でチェックリスト、先ほど知事も説明の中で触れられてましたけれども、チェックリストを毎日こういう項目を守れているかというのをチェックするのがありまして、それをチェックした上で店の中で張るなりして、公表するということをしないといけないんですけど、ちょっとその辺で非常にそこが足りてないという申請が多いものですから、府のホームページで参考にしていただける雛型を出してまして、それを使っていただいたらクリアしやすいという状態を今つくりだして、改善に努めているところです。 司会:よろしいですか。すみません、そしたら次、隣の方。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見6月30日 全文4に続く