ほんこん 奈良公園K-POPライブ〝若者みんな好き〟説に反論「全員が全員ちゃうぞ!」
お笑いタレントのほんこんが14日、ラジオ大阪「土曜の午後は、トコトンほんこん!」に出演。奈良公園での開催が企画されている無料K―POPイベントについてコメントした。 奈良県は来年に日韓国交正常化60周年を迎え、再来年には奈良県と韓国・忠清南道(チュンチョンナムド)との友好提携15周年になるということで、来年10月、奈良公園でK―POPアーティストを招いての無料ライブを企画。約2億7000万円の事業費が示されたが、事業の妥当性に疑問の声が上がっているという。 一方で、県は今年、平城宮跡とその周辺の歴史・文化資産の価値を広める目的で行われていた「天平祭」の中止を決定。同県の山下真知事は「人気度、満足度が高くない」などと説明したが、SNSでは「経費削減で天平祭などを廃止されて、たった1日の無料ライブに充てられることは奈良県民として納得できない」という声もあがっている。 ほんこんは「平城京の天平祭というのは、俺は奈良でしかできへんと思ってるから。東京とか大阪でできないでしょ? なんでこういう歴史イベントというのを、赤字になるかもわからへんけど、今クラファンとかいろいろ経費も削減してできるのに(中止して)、なんで(代わりに)K―POPやねん」とぶ然。 続いて「それでこの知事が言うてるのは『日本の若者が好きなK―POPを――』って、いやいや全員が全員ちゃうぞ!と。あと費用対効果とかも言うてんねや。いやいや、それに2億円超を使うってどうやねん?と」と異論を唱えた。 やはり「天平祭」の中止がもっとも許せないようで「予算がないのやったら両方やらへんかったらええやないか、別に。K―POPやる必要ある? 費用対効果の話やなくて、金じゃなくて、もっと大事なものがあるんちゃうかなと思う」と首を傾げた。 その上で「伝統とかがなくなったらどういうことになるかと言ったら、この国の良さもわからへんし、歴史とか伝統って残さなあかんもんがあるやん。民族っていうものをもっと大事にしていかな、ほかの民族も大切にできへんでと思うけどね。まず自分を愛さな、他人さん愛されへんで」と訴えていた。
東スポWEB