中学受験に成功する親、失敗する親の違い…中学受験だけでなく、高校・大学受験も全敗してしまう家庭の特徴
中学受験の本番がいよいよ間近に迫ってきた。受験生の親御さんも、そわそわしてきたころではないだろうか。 【動画】「SAPIXの中央値はMARCH」説の真実…都内塾経営者「東大生の多くは小1からSAPIXに通っていない 」東大・早慶新卒の就職先の中央値 じゅそうけん・戦記と中学受験、就活、遺伝について語り尽くす! 東京都内で個別指導塾を経営しながら、Xにて2.6万以上のフォロワーに中学受験の“リアル“な情報を発信し続けている教育インフルエンサー・中学受験を考える塾長氏に、中学受験に成功する親・失敗する親の違いなどについて聞いた。“二月の勝者“になるために親に求められていることは何なのかーー。みんかぶプレミアム特集「一発逆転の中学受験」第4回。
中学受験に成功する親、失敗する親の違い…中学受験だけでなく、高校・大学受験も全敗してしまう家庭の特徴
今回は、中学受験に成功する親と、失敗する親の違いについて考えてみたいと思います。 これはメンタルの問題なのですが、お子様がご家庭内で2人目、3人目の受験生であったとしても、12月から1月にかけては、親が浮き足立ってしまうことがあります。 そこで大切なのは、きちんと覚悟を決めて冷静に向き合うことです。「もし落ちてしまったらどうしよう」というプレッシャーで親が動揺してしまっては、子供にも動揺が伝播してしまいます。 逆もよくないです。意外と安易に開き直ってしまう方もいらっしゃいます。「だめだったら地元の公立でいいや」という考えで、十分な検討もせずに困難から逃げ出し、併願戦略も立てないまま突っ込んでいって全敗してしまうのです。これもよくある失敗パターンですね。 もう一つ大切なポイントとして、自分の中では第一志望から第四志望まで順位付けをしていても、お子様には第一志望以外は全て「第二志望」として伝えることをおすすめします。なぜなら、「自分は“第四志望“の、いわば“負け組“が集まるような学校にしか受からなかったんだ」という意識を持たせないためです。「あれだけ頑張ったのに、自分は負けてしまったんだ」という意識が刷り込まれてしまうと、その後の高校受験、大学受験でもがんばりがきかなくなります。すると、中学受験だけでなく、その後の受験でも全部失敗する子供になってしまいかねません。 一方、中学受験で成功される方々は、最悪のケースを想定して作戦を立てます。計画は悲観的に立て、実行は楽観的に行うというアプローチを取られていますよね。
中学受験を考える塾長