悟空がブルマにさらっと言われていた結構エグいこと 生き返らせなくていいと断った驚きの理由
バトル漫画の主人公の宿命とはいえ、悟空以外だったら立ち直るのは難しかったかも……。セルとの死闘が終わり、ドラゴンボールによってセルに殺された人々は生き返ったが、孫悟空(CV:野沢雅子)はやはり生き返らなかった。仲間たちが悟空を生き返らせる方法を模索していたところ、あの世から悟空が「生き返らせてくんなくていいや!」と語りかけてきた。どうやらブルマから言われた一言が大きく関係していたようで……。 【映像】悟空が生き返させなくていいと言った理由(11分ごろ~) セルとの戦いに勝利した悟飯たちはその後、神龍に願い、セルに殺された人々を生き返らせることに成功した。しかし、一度よみがえってしまっていた悟空は今回は生き返らなかった。悟飯たちはどうにかして悟空を生き返らせる方法を思案していたが、その矢先にあの世から界王さまを通じて悟空の声が届いた。悟空の言葉は意外にも“生き返らせてくれなくていい”というものだった。 悟空によると、以前ブルマに“自分が悪いヤツらを引き付けているようだ”と言われたことがあったという。実際、悟空は何度も地球の危機を救ってきたが、サイヤ人やフリーザ親子の地球襲来、人造人間やセルの脅威など、どれも悟空に関わる形で地球を脅かしていたもので、悟空がいたからこそ危機が訪れたのも事実だった。ブルマの指摘は的を射ていると言わざるを得ない。 悟空も「考えてみっと確かにそうだろ?だからオラがいねえほうが地球は平和だって気がすんだ」と納得していたようで、さらに「界王さまもそこんとこは認めてる」と界王さまのお墨付きであることも明かした。 明るい調子で語る悟空の様子は、自分がいる限り強敵が次々と現れるというバトル漫画の主人公の宿命をどこか達観しているようにも感じられた。ブルマの指摘は正論ではあるが、正面から受け止めるにはなかなかにキツい一言だ。それを素直に受け入れられるのは、悟空の性格だからこそだろう。 「ドラゴンボールGT」ではベジータが娘のブラに、髭が似合っていないことを指摘されてショックを隠せなかった場面がある。もしブルマの一言が悟空でなくベジータに向けられていたら、ベジータはどれほどダメージを食らっていただろうか……そんな想像をせずにはいられない。 アニメ「ドラゴンボール改」は、1989年から1996年まで放送されたアニメ「ドラゴンボールZ」のデジタルリマスター再編集版。サイヤ人編~人造人間・セル編までの第1期が2009年4月から2011年3月にかけて放送され、魔人ブウ編の第2期が2014年4月から2015年6月に放送された。原作は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984年から1995年まで約11年間連載された鳥山明氏による大ヒット漫画で、シリーズ累計発行部数は全世界で2億6000万部を超える。「Z」「GT」「超」など数々のアニメシリーズが制作されたほか、20作を超える劇場版も公開。数多くのゲームシリーズにもなっている。 40周年を迎えた2024年、故・鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」が10月より放送中。 (C)バードスタジオ/集英社・東映アニメーション
ABEMA TIMES編集部