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名古屋に続くチームが出ないことを祈る、とセルジオ越後「コロナに揺れた序盤戦。目を引いたのは川崎と札幌とオルンガだ!」

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週プレNEWS

恐れていたことが現実になっった。名古屋の選手、スタッフら計3人が新型コロナウイルスに感染したため、7月26日に予定されていた広島戦が中止になった。 名古屋の選手の感染は6月に続いて二度目。あってはならないことだし、チームの管理がお粗末だったのではと思う向きもあるかもしれない。でも、感染経路は不明で、さらに2週間に一度のペースでPCR検査を行なっていたと聞く。こればかりは仕方がないのかなという印象だ。 名古屋はそれまで好調だっただけに、このアクシデントは痛手。今後のスケジュール調整や入場者数制限などリーグ全体に与えるダメージも大きい。 こういうリスクは今後もある。世の中の緊張感が徐々に緩んでいるなか、Jリーグ及び各クラブが、選手をどう引き締めていくのか。多少お金はかかってもPCR検査を行なう間隔を短くするなど、やれることをしっかりとやっていくしかないだろう。今は名古屋に続くチームが出ないことを祈る。 さて、リーグ戦の状況に目を向けると、川崎がリーグ再開以降、唯一6連勝で首位に立っている(第7節終了時点)。長期離脱中の(中村)憲剛をはじめ故障者は多いし、内容的にも横綱相撲という感じではないけど、過密日程の中、試合ごとにうまく選手を入れ替えながら結果を出している。 レアンドロ・ダミアン、さらに故障から戻ってきた小林 悠が前線でポイントを作り、2列目以降の若手が細かくパスをつなぎながら積極的に仕掛ける。長谷川のドリブルは小気味よく、右サイドバックの山根の走力を生かした攻め上がりも効果的。 ベテランの家長も彼ら若手の持ち味をうまく引き出すなど、さすがの安定感を発揮。そして最終ラインは谷口がしっかり仕切っている。今の彼なら日本代表でも十分やれるだろう。まだまだ先は長いけど、大崩れはしないんじゃないかな。 川崎以外では、第5節まですべてアウェーながら負けなしで乗り切った札幌の健闘が目を引く。昨季同様に今季も面白いサッカーをやっているね。攻守の切り替えが早く、両サイドのルーカス・フェルナンデス、菅からの崩しは速くてうまい。見ていて楽しく、ファンは応援のしがいがあるだろう。 ペトロヴィッチ監督のサッカーは独特だけど、就任3年目にしていよいよ選手たちに浸透してきた印象だ。例えば第7節の横浜Fマ戦ではMF登録の選手を9人も先発で起用して、それが機能していた。 選手層の厚さを考えると優勝は難しいと思うけど、アジアチャンピオンズリーグ出場は狙えるかもしれない。 選手個人では、開幕前から注目していた柏のケニア代表FWオルンガが期待通りの活躍を見せている。第7節の仙台戦では、ヘディング、右足、左足とゴールを決めてハットトリック。得点ランキング首位(8点)に立った。 身長193cmとサイズが大きいのに俊敏で、足下も意外とうまいから、どんな形でもゴールを奪える。昨季最終節での8得点(Jリーグの1試合最多得点記録)はダテじゃなかった。 ああいう選手が前線にいると、中盤の選手はパスを出すのがラクだし、一緒にプレーしていてワクワクするもの。しかも、彼は真面目な性格だそうで、実際、守備もサボらない。エースのクリスティアーノが復帰すれば、もっと得点チャンスは増えるし、まだまだ勢いは続きそうだ。 構成/渡辺達也

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