新型コロナで小池都知事が緊急会見(全文2)都への流入抑制のため近隣県と連携
感染ルートのヒアリング体制などをどう改善するのか
フジテレビ:フジテレビです。すいません、局長と、知事と、大曲先生と、それぞれお伺いしたいんですけれど、先ほどから何度も、感染ルートが追えないっていうものが増えてきていることへの懸念などありますが、やはり現在の感染ルートのヒアリング体制ですとか、保健所に任せている部分とかもあると思うんですけど、そういった辺りを今後、都としてどのように改善していって、より感染の拡大防止をしていきたいのかというのをまず、局長にお願いします。 内藤:今、感染経路が追えないというお話をいただきました。これはちょっと、時点、時点で、相当動きがございます。といいますのも、今、私ども、こういった形で陽性の方が出たときに、なるべく早くその規模感等をお伝えしようということで即日公表させていただいてるんですが、感染経路を追うというのは、結局、その陽性反応が出たあとの行動、そこから行動歴を押さえていくということになります。そうしますと、今日発表した方、この発表の時点で、全ての行動歴が判明しているわけではなくて、ここから追いだすことによって、全体が見えてくるという形になっております。あと、実際それをやることによってクラスター化を阻止していくといいますか、そういう形を取ろうと思ってます。 それと、各保健所の状況でございます。今、各保健所はもう、検査数も増えてます。それによって抗体の出入りも増えています。その中で相当、業務量が増えてると思っております。都としても、これは特別区の保健所、町田、八王子の保健所かかわらず全体として、できるバックアップはさせていただきたいですし、オール東京で対応していきたいと考えております。今の段階ではそれぞれ頑張っていただく中では対応しきれているのかなというふうに思っております。
情報公開の境目をどう考えているのか
フジテレビ:あと、ごめんなさい、局長、もう1つ。感染経路を明らかにしていく上では、やはり情報公開と個人情報の境目っていうのが非常に難しいところだとは思うんですけれど、これからクラスターを防ぐために、個人情報と感染ルートを追っていく情報公開の境目っていうのはどういうふうに考えていらっしゃるのか。 内藤:まさに今ご指摘いただいた、そこ、すごく微妙なところがあるとは思ってます。ただ、例えば、今、私ども、初手で公表させていただいていくときに、例えば都内、都外っていう場所の区分をしておるんですけども、これ、今、各区市町村さんとも連携してまして、調整してるんですが、もう少し具体的なエリアを限定できるような発表の仕方とか、あと状態によっては、例えば今回、先ほどの病院の話ですとか、特定できる場所については、時点、時点で、ちょっと情報を更新するっていう形になろうかと思うんですが、そこは踏み込みながら対応させていただければと、このように考えております。