新型コロナで小池都知事が緊急会見(全文2)都への流入抑制のため近隣県と連携
先週の3連休時点で呼び掛けをする考えはなかったのか
共同通信:共同通信の【イノウエ 00:16:29】です。週末の外出自粛要請についてお伺いします。ほかの自治体では先週の3連休のときに隣県との往来を自粛しているところもあったんですけども、その時点での感染者数とか、持っている情報の差というのはあるかもしれないんですけども、先週の3連休時点で、なんらかの呼び掛けをされるお考えというのはなかったんでしょうか。 小池:専門家会議の、クラスター班の皆さま方からのいろいろな予測をいただいておりました。関西のほうと比べますと、当時は東京圏、東京につきましては、1桁少ないというような全体の数字でございました。そういったことも1つの判断とさせていただきました。先ほど、政治的判断と申しましたけれども、政治、行政、そして医療のキャパシティーの問題等々、これらはまさしく総合的な政策判断、総合的な判断が求められるというふうに申し上げたいと思います。
今回の要請の取り下げ基準は?
東洋経済新報社:東洋経済の【イシザカ 00:17:45】といいます。今回、都民に向けて幾つかの要請という形を取られたかと思うんですが、これを取り下げたり、解除するような期限とか、基準みたいなものは何かあるんでしょうか。 小池:先日、3月23日の段階で対応策を出させていただきました。その際に、4月12日までということを申し上げさせていただきました。この間の推移を見ながら判断をするということでございます。今回、今日このような形で会見をさせていただいているのも、4月12日を待たずとも状況が悪化しているということから、あらためて、この春のお天気のいい時期ではございますけれども、都民の皆さま方に行動、活動ということについて強く、都としてのお願いをさせていただく、そのような機会とさせていただいております。
他県からの流入をどう抑制するのか
日本テレビ:日本テレビです。知事に質問、2点あります。まず1点は、今、先ほどの今週末の、いわゆる不要不急の外出自粛要請に絡めてなんですが、やはり東京都の特殊性だと思うんですけど、都民ではなくて、やはりほかから流入してくるっていうのがやっぱり圧倒的に多いと思うんですね、これ、平日だけじゃなくて土日に関しても。その、ほかの、他県からの東京への訪問については、どういったお願いというか、要請されますか。 小池:これにつきましても、東京には多くの方々が、観光、そしてまた、さまざまなご用事、また通勤、通学、多くの方々がいらっしゃることは事実でございます。これにつきましては現在、近隣の県の方々、知事さんと連携を取るべく、また、テレビ会議なども検討しているところで、準備をしているところでございます。どういう形が最も有効なのか、これについて、それぞれの意見を交わしながら考えていきたいと思っております。