地元静岡でのラストランは完全優勝! 有終の美を飾ったガールズケイリン山口真未「幸せな選手人生でした」
静岡競輪「オッズパーク杯(FI)」は14日に最終日を開催。11Rのガールズ決勝に出場し、ラストランを終えた山口真未(33歳・静岡=120期)に話を聞いた。(netkeirin編集部) 11月に突如SNSで電撃引退を発表した山口真未。2021年5月1日に静岡競輪場で120期としてデビューし4年目、キャリアハイでの引退決断に衝撃が走った。 「仲間、ファンに支えてもらって幸せな選手人生でした。自転車競技を8年、ガールズケイリン選手を4年。自転車競技を始めたときからパリ五輪のある2024年を区切りにしようと決めてやっていたので、悔いはありません。GIレースにも出場することができたし、ガールズケイリン選手として出し切りました」 ラストランの地に選んだ地元静岡で「優勝」と有終の美を飾った。 「決勝の前は緊張してきたけど、静岡競輪場の応援がすごくて、力になりました。声援の後押しのおかげで優勝することができました」 現地では3日間、地元ファンの声援を浴びた。惜しまれつつラストランを終えた山口はすがすがしい表情で「2020年の5月にルーキーシリーズで初めて走ったのがここ静岡。ラストランが静岡で本当によかったです」と話した。 引退後については、「これからは大学院でスポーツの研究をする予定です。自転車に関わる仕事をしたい。高校時代の夢は教師だったし、コーチングにも興味があります。ガールズケイリン選手の発掘もしてみたい。引退したあとは車券も買えるようになるので、金網の外側でガールズケイリンを応援したい。GIを走る同期を見に行きたい」。 これから始まる山口の新たな人生にエールを送りたい。