高校1年生がフルーツ大福屋を経営! 起業に至った「フードロス解決」への思い
高校1年生の起業家・薄井華香さん。素材にこだわるフルーツ大福屋を経営している。彼女はなぜ起業を決意したのか? そのきっかけや薄井さんのビジョン、フードロスへの取り組みなどについて話を聞いた。 薄井さんが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「Allbirds MORNING INSIGHT」。ここでは、1月11日(火)のオンエア内容をテキストで紹介する。
フードロスを解決したい─起業した経緯
現在高校1年生の薄井さんは経堂にあるフルーツ大福屋『凛々堂』の経営者だ。フードロスを解決したいという思いで起業したそう。 薄井:実家が野菜の仲卸をしておりまして。幼い頃から、少し傷がついているだけで中身は全く問題がないのに捨てられてしまう野菜をずっと見てきていたんです。それを見て「もったいない」という思いがありました。自分はどうやったらその現状を変えられるだろうと考えて、憧れていた“起業”という選択肢で多くのフードロスを解決しようという結論に至りました。 別所:素晴らしい! 昨年6月、株式会社ソッフィオーネを立ち上げられて、同じ月に経堂にフルーツ大福屋『凛々堂』のフランチャイズとしてお店をオープンされたんですよね。ソッフィオーネという会社名に込めた思いは? 薄井:ソッフィオーネはイタリア語で「タンポポ」という意味です。タンポポって根っこは1mくらいあると言われている、すごく芯の強い花なんですね。だからそれほど芯の強い会社でありたいという理由なのがひとつ。もうひとつは、タンポポの綿毛が風に乗って飛んで花が咲いていくように、どんどんお客様の笑顔も咲かせていけたらなと思って、この名前を名付けました。
オープンまで苦労したことは?
昨年6月にオープンしたフルーツ大福屋『凛々堂』。張り紙で告知していたことから、オープン当日は雨模様にも関わらず列ができるほどの注目度だったという。別所は、「オープンまでの道のり、直後はいろいろあったのでは?」と質問。多くの壁があったと明かした。 薄井:経営面に関してももちろんなんですけど、スタッフとの気持ちの連携とか、自分が作りたいコンセプトを作るというのも、すごく難しかったです。でもそれも一つひとつ勉強だなと、すごく思っていて。一回、物事を遠目に見て冷静に判断するということでいろいろ考える時間も確保して、いまはどんな壁にぶち当たっても突き進んでいけるような気がしますね。 別所:オープンから半年が経ちましたね。実感や手応えはどうですか? 薄井:実感としては「もう半年経ったんだ」と。そう感じるのは、まだまだ自分が未熟で何もできないからっていうのもあるかもしれないんですけど、オープン時と比べると成長はできているのかなとも思います。今日もこんな素敵なラジオに呼んでいただいたり。 別所:とんでもない。ありがとう、出ていただいて! 薄井:たくさんのメディアに出ることができて、本当に嬉しい限りです。