国立国際美術館「フェリックス・ゴンザレス=トレス」展が中止に。重要作品の借用が困難なため
クィア・アートを代表する作家の特別展が中止に
国立国際美術館は11月29日、2025年2月15日から開催を予定していた「フェリックス・ゴンザレス=トレス」展の開催を中止すると発表した。諸事情により同氏の重要作品の借用が困難となったため。 代替展として、同館所蔵のフェリックス・ゴンザレス=トレス《「無題」(ラスト・ライト)》を含む特別展「ノー・バウンダリーズ」展を2025年2月22日から6月1日まで開催する。国境、アイデンティティ、文化、ジェンダー、そして美術におけるジャンルなど、あらゆる境界(バウンダリーズ)を超越あるいは融合する作家の作品を、当館のコレクションから包括的に紹介するものだという。 主な出品作家は、ミン・ウォン、アリン・ルンジャーン、エヴェリン・タオチェン・ワン、田島美加、山城知佳子、シンディー・シャーマン、森村泰昌、クリスチャン・ボルタンスキー、フェリックス・ゴンザレス=トレス、ヤン・ヴォー、ヴォルフガング・ティルマンス、キム・ボムほか。
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