吹奏楽、茶道体験など多彩に リモートで大島地区高校総文祭
鹿児島県・奄美群島の高校生らが参加する第31回大島地区高校総合文化祭(県高校文化連盟大島支部主催)が21日、インターネット上の特設サイトで開催された。奄美群島内8校と大島養護学校高等部の生徒約280人が参加。吹奏楽の発表や美術作品紹介など多彩なプログラムで日ごろの成果を披露し、交流を広げた。 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、文化祭は2年連続のウェブ開催。大会テーマは「碧海(あまみ)色 わんきゃの未来 描きあげろ」。奄美大島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島から美術や書道、吹奏楽、郷土芸能など文化系部活動に所属する生徒が参加した。 同日は大島高校放送部が司会進行を担当。同校書道部と美術部が大会テーマの揮毫、アカショウビンやアマミイシカワガエルなどのサンドアートを描くオープニングパフォーマンスで盛り上げた。 その後のウェブ交流会は高校8校を結んで実施した。生徒らは共通した分野別に5グループに分かれ、書道の作品づくりや事前に収録した吹奏楽部の演奏、茶道の作法体験などを楽しんだ。発表、紹介後は参加校同士で質問やインタビューなどを行い、交流を深めた。 生徒実行委員長を務めた大島高校2年の田川海空さん(17)は「リモート開催ではあったが、楽しい時間を過ごすことができた。早くコロナが収束して一つの会場で開催し、他校の生徒の頑張りを肌で感じることができれば」と話した。
奄美の南海日日新聞