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<ライブレポート>小柳ゆき、初の生配信ライブで届けた胸に深く染み渡るパワフルで透明感のある歌声

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Billboard JAPAN

 今年7月にオリジナル・アルバムとしては『SUNRISE』以来、およそ13年ぶりのアルバム『SPHERE~球宇宙~』をリリースした小柳ゆきが2020年8月17日、ビルボードライブ東京にて配信限定の有料ライブ『ONLINE SHOW ~LIVE LOVERS~ from Billboard Live』を行った。 その他の画像  『SPHERE ~球宇宙~』のアートワークを彷彿とさせる青を基調とした照明と、背後に広がる六本木の夜景、ステージに散りばめられたキャンドルが幻想的な雰囲気を醸す中、シックな黒いドレスを着た小柳が登場。この日のサポート・メンバーは、そのアルバムにも参加した櫻井大介(Key)、鳥越啓介(Ba)、髭白健(Dr)という布陣である。  本来は、デビュー20周年のアニバーサリー・ツアー『小柳ゆき 20th Anniversary TOUR 2020 SPHERE~球宇宙~』が6月より行われる予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の状況を踏まえ、来年まで延期されることに。そのため小柳にとって、この日のパフォーマンスは1月に千葉と岩手で開催されたライブ以来、実に半年以上ぶりのものとなる。しかもこれが、初の生配信ライブ。前半は緊張のためか少し硬さが残っていたが、バンド・メンバーとの息の合った演奏が進むにつれて徐々にペースを掴んでいったようだ。  セットリストは『SPHERE ~球宇宙~』からの楽曲を2曲と、代表曲やカヴァー曲を織り交ぜたもの。5月にこのメンバーでリモート・レコーディングを行い、YouTubeにて配信した「be alive 」(オリジナルは2000年リリース)や、Mr.Childrenの「Tomorrow never knows」なども披露。“果てしない闇の向こうに oh, oh手を伸ばそう”という、この曲のフレーズがコロナ禍の今、胸に深く染み渡る。また、この日初めて披露した新曲「Pluto」では、優しくスピリチュアルなピアノをバックに、パワフルかつ透明感のある歌声を響かせた。  この日の配信ライブには「チャット機能」が搭載されており、視聴者がコメントを投稿できるシステムになっていた。途中、小柳がステージ上からタブレット端末でそのコメントを読み上げ、ファンとコミュニケーションを取る一幕も。「え、この『888888』って書いてるコメントはどういう意味?」と戸惑う小柳に、すかさずメンバーが「拍手(パチパチパチ)の意味です」と答えたり、「ガヤ(オーディエンスからの声援)がないと調子が出ないんですね」というファンからのコメントに、「ガヤがあっても調子が出ないんですよ」と小柳が戯けるなど、終始和気あいあいとした雰囲気が漂っていた。  全体的にアコースティック編成のしっとりとしたライブになるかと思いきや、中盤では「愛情」そして「Dirty Tune」とアップテンポな楽曲を情熱的なアンサンブルで聴かせるコーナーも。最後は「we can go away」で、PCの前の視聴者に向かってシンガロングを呼びかけるなど、あたかもライブ会場で観ているような気分を味わせてくれた小柳だった。  「(コロナ禍になって)なかなか上手く運ばないことが多いんですけど、ゆっくりと一人で考える時間ができたことで、大事な人たちの存在を再確認することができました。これからも、とにかく踏ん張って明るい方へ行けるようにしたいと思っています。また皆さんに、直でお会いできる日を夢見て」と挨拶し、この日のライブは終了した。(アーカイブ配信は8月20日の23:59まで。)  なお小柳は、NOKKOやANRI、石崎ひゅーいらと共に、来たる10月17日に東京文化会館にて開催される『billboard classics festival 2020 in Tokyo ~音楽をチカラに~』への出演が決定している。 Text by 黒田隆憲 Photo by Yuma Totsuka ◎配信ライブ情報 【小柳ゆき ONLINE SHOW ~LIVE LOVERS~ from Billboard Live supported by CASIO】 日時:2020年8月17日(月)20:00~ 配信会場:ビルボードライブ東京 ※視聴可能期間:2020年8月20日 (木)23:59まで <TICKET> 通常:¥3,000 サポート1000:¥4,000 / サポート2000:¥5,000 チケット購入URL: ※販売期間:8月20日(木)21:00まで <Member> Vo:小柳ゆき B: 鳥越啓介 Key: 櫻井大介 Dr: 髭白健

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