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「取材が来そうじゃん?」で同じ高校に 双子バッテリー、強みは一緒にいる時間の長さ

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沖縄タイムス

[#夏は終わらせない県高校野球](7)  顔はうり二つだが性格は真逆。コザ3年の河野隼人と健斗は、県内では珍しい双子のバッテリーだ。1分早く生まれた投手兼キャプテンの兄隼人は「人見知りもしなくて、誰にでもしゃべりかける」タイプで、捕手で副主将の健斗は兄も知念正仁監督も「まじめ」と口をそろえる。  野球を始めた幼稚園児の頃から、2人の役割は自然と決まっていた。3学年上の兄哲平の影響で、投手一筋だった隼人の球を受けるのは健斗の役目。公園で遊びながらやる野球も、隼人が投げれば健斗が受けた。  小さい時から、どこに行くにも一緒だった。けんかして別々に家を飛び出しても、結局同じ友達の家に集まった。小学4年まで服はおそろいで、今でも一緒に風呂に入ることもある。  他の高校への進学も考えた健斗だったが、「バッテリーを組むのが楽しい」と隼人と同じコザを受験した。隼人も「おもしろそう。3年になったら取材が来そうじゃん?」とノリノリで、「周りから『お前たち、何か仲いいよな』と言われる」と誇らしげに笑う。  一番の強みは「一緒にいる時間はどのバッテリーにも負けない」ことだ。性格を熟知するからこそ「気持ちが乗っているなとか、怒ってるなとか。調子の良さは球に表れる」と健斗。自宅でもその日の配球や投球内容を振り返るといい、「部活以外の時間でも考えを詰められるから、確認不足がない」(隼人)と、試合でもサイン交換にあまり時間が掛からず、テンポ良く投げることができる。  「隼人は野球の師匠」と語る健斗にとって隼人に褒められることが何よりもうれしく、隼人も「ワンバウンドも思い切って投げられるし、サインプレーも任せられる」と信頼関係はどのバッテリーよりも強い。  最後の夏は知念監督と湧田彩乃マネジャーのためにも、まずは1勝が目標だ。隼人は「ピンチもチャンスに変えたい。2人でチームを引っ張っていく」と拳を握った。(我喜屋あかね)

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