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【医師に聞く】せき止めには「はちみつコーヒー」がいいって本当?

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Medical DOC

すでに「ハニーラテ」などの名称で商品化されている、はちみつ入りのコーヒー。昨今、せき止め効果が期待できるとして、ワイドショーなどでも取り上げられているようです。はたして、その真相やいかに。「江北ファミリークリニック」の杉村先生に、考えられる医学的な根拠などを伺ってみました。 [この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]

【この記事の監修医師】 杉村 久理先生(江北ファミリークリニック 院長) 産業医科大学医学部卒業。東京女子医科大学病院救命救急センターに入局。その後、順天堂大学大学院医学研究科公衆衛生学教室研究員、カナダのマギル大学に留学、ほか民間医療機関などで勤務。2014年、東京都足立区に「江北ファミリークリニック」開院。とくに、専門である呼吸器内科領域に力を入れている。医学博士。日本救急医学会専門医、労働衛生コンサルタント、日本産業衛生学会指導医、日本プライマリ・ケア連合学会指導医。

せき止めに有効な理由があった

編集部: テレビドラマなどをきっかけに、「はちみつコーヒー」が注目されているようです。 杉村先生: そのようですね。はちみつに関して言うと、豊富なビタミンやミネラルにより、自己免疫力を上げる効果が期待できます。また、はちみつがつくる過酸化水素には殺菌効果もありますので、ウイルスや菌の対策として有効かもしれません。世界保健機関(WHO)も、せきの緩和策として、はちみつの摂取を推奨しています。 編集部: 一方のコーヒーには、どんな効果が望めるのでしょう? 杉村先生: カフェインは、肺の気道を広げるお薬に含まれるテオフィリンという成分と類似していて、同等の効果が望めます。場合によっては、せき止め効果が得られるでしょう。 編集部: そうなると、あながちデマとも言いきれませんね? 杉村先生: イランでおこなわれた比較対照実験では、「一般的なせき止め薬とコーヒーを飲んだグループ」より、「はちみつコーヒーを飲んだグループ」のほうが、良好な予後を得られたそうです。母集団は100人弱なので、なんとも言えないところですが。 編集部: はちみつは別として、カフェインが有効なら、はちみつティーでもいいのでは? 杉村先生: 理屈からすればそうですが、この手の研究はそうそう行われないので、根拠に乏しいのが現状です。もし将来、きちんとしたエビデンスが示されれば、当院でも推奨したいところですね。

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