前田さんら3作品、最優秀 三重・松阪市図書館の本を使った調べるコンテスト
自身の記録で赤ちゃんの成長過程まとめる
三重県の松阪市教育委員会と松阪市図書館主催の「第12回松阪市図書館を使った調べる学習コンクール」で、最優秀賞に市立豊田小学校6年・前田悦琉和さん、同嬉野中学校2年・前田聖沙君、同徳和小学校1年・奥野柊君と母・亜津代さん、父・克起さんの3作品が選ばれ、20日午後4時半から、川井町の市松阪図書館で表彰式が行われた。 図書館資料やさまざまな情報を活用した「調べる学習」を通じて、児童や生徒が自ら考え、判断し、表現する力を育てることを目的に2013(平成25)年から毎年実施。今年は184人から179作品の応募があり、最優秀賞の他、優秀賞4作品、努力賞13作品が選ばれた。 小学生の部の前田さんの作品は「みんなこうして生まれてきたんだね」。自身の成長記録を振り返りながら、参考文献を活用して赤ちゃんの成長過程をまとめた。写真や図の取り入れ方、目に優しい色使いなど、読みやすい工夫がなされているなどと評価された。 中学生の部の前田君は「エドワード・ジェンナーとルイ・パスツールのワクチン開発」。難しく内容も重くなりがちなテーマを分かりやすくまとめた。よく調べられており、見出しや図を効果的に使い読みやすくなっているなどと評価された。 子どもと大人の部の奥野さん親子は「マンホールってなに?みえのポケフタをさがしにいこう!」という作品で、県内の「ポケフタ」(人気キャラクラーのポケットモンスターの絵が描かれたマンホールのふた)を探し、市町の特色についても書いた。調べたいこと、予想、調べた結果をきちんと書けていると評価された。 最優秀賞3作品と、優秀賞の三重中学校1年・岩島由奈さんの作品「昔のトレンド 松坂もめん」は全国コンクールに出品される。 入賞作品は28日~12月5日に飯南町横野の飯南産業文化センター、同月12~19日に曽原町の三雲みんなの図書館コミュカル、同月21日~来年1月11日に嬉野町の嬉野図書館、同月15~30日に松阪図書館に展示する。 その他の受賞者は次の皆さん(かっこ内の数字は学年)。 【優秀賞】▶米田実々心(松江小3)、坂口祥太郎(阿坂小3)、野村明希(幸小2)・実希(同小5)・真由美(母) 【努力賞】▶藤井海舟(山室山小2)、田島瑶(幸小3)、佐藤璃々花(第三小4)、田中しおり(花岡小4)、奥野杏(徳和小4)、黒井尊(山室山小5)、鈴木幸奈(三重中1)、樋口隼斗(同)、前田龍寿(同)、脇谷柚花(同)、駒田蓮果(同)、村田緑理(同)、江黒偉都樹(朝見小1)・真紀子(母)