写真からプライバシー情報を自動消去。顔やメタデータを消すアプリ(ちょっと攻殻機動隊のアレっぽい)
顔認識技術や、撮影する写真に位置情報を含むメタデータを埋め込むスマートフォンの機能。これにより、写真を共有することは、いわば「プライバシーを放棄する」ように感じることがあります。 写真からプライバシー情報を自動消去。顔やメタデータを消すアプリ(ちょっと攻殻機動隊のアレっぽい) 写真を公開したいけれど、撮影場所や写真に写っている顔を共有したくない場合があります。たとえば、写真に子どもが写っている場合や、写真をオンラインに投稿する前に全員の許可を得られなかった場合など。 そんなときに役立つのが、開発者David Kennedy氏によるMacおよびiOS向けアプリ「Discretion」です。 このアプリは、顔を自動的に隠し、写真からすべての識別可能なメタデータを削除してくれますよ。 ▼App Storeで見る
顔をワンステップで隠す
このアプリの使い方は簡単です。アプリを開いて写真を追加するだけで、すべての顔が即座に隠されます。 デフォルトでは、顔はグレーの円で覆われますが、設定で別の色に変更することができます。有料版では、絵文字を使うことも可能です。 また、個別に異なる色や絵文字を設定することもできます。必要に応じて円のサイズも調整できますが、テストではアプリが識別可能な特徴をしっかりと隠してくれました。
メタデータも削除
Discretionのもう1つの大きな特長は、メタデータの削除機能です。現代のスマートフォンで撮影された写真には、使用したカメラの情報だけでなく、撮影場所の正確なGPS座標など、さまざまな情報がファイルに埋め込まれています。 Discretionはこれらすべての情報を削除します。以下は、このアプリを使って処理した写真の「処理前」と「処理後」の比較です。 ご覧のとおり、使用したデバイスやカメラの設定、緯度・経度など、さまざまな詳細情報が削除されています。たとえ顔を隠す機能に興味がなくても、このようなメタデータの削除機能は検討する価値があります。ちなみに、顔を隠す機能は設定でオフにもできますよ。 Discretionは無料版でも十分だと感じました。なお有料版では、バッチ処理や顔用の絵文字フィルターが追加されます。料金は年間1.99ドル、または一度の支払いで4.99ドルの永久ライセンスから選択可能。 Source: Discretion
ライフハッカー・ジャパン編集部