秘密の恋愛劇「帰らない日曜日」、辛酸なめ子・五月女ケイ子のイラストと著名人コメント到着
天涯孤独なメイドが名家の跡継ぎとの秘密の恋に身も心も捧げるが、たった一日のある出来事が、すべてを変えてしまう──。ラブストーリー「帰らない日曜日」が5月27日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほかで全国公開。谷川俊太郎、YOU、LiLiCo、辛酸なめ子、山内マリコら著名人のコメントおよび、辛酸なめ子と五月女ケイ子のイラストが到着した。 「帰らない日曜日」予告編
ノーベル賞作家のカズオ・イシグロ、ニューヨーカー誌、タイム紙などが称えた小説「マザリング・サンデー」を原作に、生涯心に刻まれた〈秘密の恋〉を描く「帰らない日曜日」。 監督はカンヌ映画祭出品作「バハールの涙」のエヴァ・ユッソン。W主演は新星女優オデッサ・ヤングと『ザ・クラウン』のジョシュ・オコナーが務め、「英国王のスピーチ」のコリン・ファースと「女王陛下のお気に入り」のオリヴィア・コールマンというオスカー俳優2人が脇を固める。
★コメント(順不同、敬称略)とイラスト
映画にしか描けない三月のその一日、そこからの人生の深い味わいが身に沁みます。 ──谷川俊太郎(詩人) 太陽の光も風に靡く木々も妖しく感じる。 禁じられた愛だからこそ記憶に残る。 孤独、悲しみ、欲望と セクシーとエロスが入り乱れる美しい1本。 ──LiLiCo(映画コメンテーター)
この身ひとつ これから手に入れてゆくだけ 失うものは何もない 生まれた時に奪われていた。こんなに強い言葉を聞いたことがない。 失うものに囲まれた自分が、疎ましい。 ──YOU(タレント) 身一つしか持たない少女が、人生という冒険の海原へ出られるかの分岐点。若き日を演じるオデッサ・ヤングがまばゆい。その老年期をグレンダ・ジャクソンが演じるなんて、それだけで映画ファンにはギフトだ。 ──山内マリコ(作家) 原作を大胆に組みかえているのに、原作の緊張感と切なさがしっかり伝わってくる。原作のある映画はこう作れといわんばかりの映画。 ──金原瑞人(翻訳家) 複雑に絡み合ういくつもの要素が解けないパズルのように頭に残り、見終わった後しばらく考えた末にようやく全体像が見えてきたのはぼくだけでしょうか。時間がかかった分、納得も深かったです。 ──ピーター・バラカン(ブロードキャスター) 未開の才能に愛の遺志が介入したとき、それは宿命となる。 私たちは皆、誰かを育む種蒔き人なのかもしれない。 一度きりの生に、特別な意味を与える映画だ。 ──SYO(物書き) 裸の恋、言葉の力、喪失と再生。 第一次世界大戦後のイギリス人の生の軌跡を観る者に追体験させる不思議なリアリティが、この映画にはある。 ──麻生えりか(青山学院大学教授) 息遣いや柔らかさ、動き、火照りを、見ているこちらが、 まるで肌で感じるように描いていて、それだけでもご覧になる値打ちが あろうというものです。(Numero TOKYO 6月号より抜粋) ──松尾貴史(タレント)