来春、沖縄県に“Made for ASIA”の理念のもと「SMALL WORLDS OKINAWA」をオープン
沖縄県浦添市に本社を置く株式会社リトルユニバースが来春、豊見城市にある大型商業施設「イーアス沖縄豊崎」内に複合型ミニチュア・テーマパーク「SMALL WORLDS OKINAWA」(総面積約3300㎡)をオープンすることとなった。 「SMALL WORLDS」は東京・有明の「ミニチュアミュージアム スモールワールズ」に続いて2つ⽬。ミニチュアの制作等は「ミニチュアミュージアム スモールワールズ」に委託する。 同パークは“Made for ASIA”の理念のもと、日本を代表するエンターテインメント施設としてだけでなく、国内教育旅行の最有力拠点、そして沖縄のインバウンド活性化を目指す。 パークはテニスコート13面分に相当するスペースにテーマごとに分かれた1/80スケールのミニチュアを設置。中でも目玉となるのが、首里城を中心に18世紀の沖縄を舞台とした「琉球王朝エリア」。「遠望すれば長虹の如し」と言われた長虹堤が再現され、来琉した冊封使が通堂崎に上陸し、その行列が首里城に入場する。また見るだけではなく最新鋭の3Dスキャナーを使用して琉装をした自分のフィギュアを作れ、そのフィギュアを琉球王朝エリアに置いての参加体験も可能となっている。
またミニチュアの街は未来も現実社会もプロトタイピングで表現でき、SDGsの探究学習にも最適であることから、沖縄への教育旅行の拠点になることを目指し、県内のさまざまな観光施設や企業と連携して、沖縄ならではのSDGsの教育プログラムを作っていくという。 インバウンド活性化の面では沖縄の観光施設や自然体験、特産物ができるまでのこだわりや地域の文化を動くミニチュアで表現し紹介するミニチュアエリアを制作する。そこでは県民だけでなく、そのエリアで販売する商品を購入したゲストもそのエリアの住民として住むことができる。ミニチュアを通して旅行客と地域がつながる新しい体験づくりを県内のさまざまな観光施設や企業と連携して開始する。 また「SMALL WORLDS」では来場者自らのミニチュアを制作することができるのだが、同パークでは3D撮影してから30分ほどで立体データ「デジタルフィギュア(有料)」の作成が可能に。このデータを自身のスマートフォンに保存すれば、どんな場所にもAR(拡張現実)で映し出して遊ぶことができる。この撮影システムを県内企業と協力して県内の複数箇所に設置し、年間15万人の撮影を目指すという。