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室井佑月「合流新党に必要なもの」〈週刊朝日〉

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 作家・室井佑月氏は、自民党総裁選と「合流新党」に関する報道の違いを指摘し、野党にある提案をする。 【この記事のイラストはこちら】

*  *  *  この原稿を書いているのは9月7日。きっとそうなるだろうなと予想はしていたけど、テレビは8日に告示される自民党総裁選一色だ。ずっと自民党のCMを流しているような状態だ。  いいや、その間に台風のニュースもあった。自民党総裁選の話題と台風の話題、ほぼそれだけ。  もちろん、甚大な被害が予想される台風のニュースは大切だ。けど、これってどうなの?  6日のNHK NEWS WEB「自民党総裁選 立候補表明の3氏 台風対応などで東京にとどまる」ってニュース。 「8日に告示される自民党総裁選挙に立候補を表明している、菅官房長官、岸田政務調査会長、石破元幹事長の3人は、台風への対応などで、6日はいずれも東京にとどまり、取材を受けたり、オンラインで支持を呼びかけたりしました」だ。  で、各陣営が「がんばりまっす」みたいな意見をいってるのを載せている。  まさか、これテレビでも流したの? まったく意味がないニュース。台風のニュースの中に自民党のCMを忘れずに流すとこうなるのか?  それにしても7日に行われた立憲民主党と国民民主党などの合流新党の代表選挙の告示は、メディアの取り上げ方のさじ加減もあるのだろうが、巷の話題にもなってないような気がする。  今までそれほど光が当てられてこなかった国民民主党の泉健太政務調査会長という人が、立憲民主党の枝野幸男代表に立ち向かうっていうんだから、もうちょっと話題になってもいいのにさ。てか、いつものメンバーで「自民党を倒し、政権交代を!」といわれても、「は、さようですか」と答えたくなる今日この頃。今まで注目してなかった人が前に出てきたというならば、「どうやって倒すの?」と聞きたくもなるではないか。しかも彼はまだ若い。  と、ここまで書いてわかったことがある。野党である彼らに足りないのは、なんであるのか。それはメディアの人間に忖度させる力なんだけど(電通に流れる莫大な金なども?)、それが今はない。だとしたらその事実を補うために、多くの人を楽しませるサービス精神みたいなものが彼らには絶対に必要ではないだろうか?

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