【2024-25年】冬休みに見たい展覧会14選[大阪+西日本編]
12月下旬から1月上旬にかけて、西日本で開催されている注目展覧会
年末年始の冬休み期間に開催されている注目展覧会をピックアップ。大阪など西日本の展覧会を紹介します。気になる展覧会はウェブ版でのログインやTABアプリでブックマークがおすすめ。アプリでは、開幕と閉幕間近をプッシュ通知でお知らせします。 *会期・内容は予告なく変更になる場合があるため、お出かけ前には公式ウェブサイトをご確認ください。
【富山】サエボーグ 「Enchanted Animals」(黒部市美術館)
ラテックス製のボディースーツで自身の身体を拡張させ、家畜などのキャラクターに扮したパフォーマンスを行ってきたサエボーグ。本展は、代表作の《Slaughterhouse》、《Pigpen》、《Pootopia》という農場が舞台の中心となる作品で構成され、「Enchanted Animals(魔法にかかった動物たち)」による新たな世界を立ち上げる。観客は、家畜の耳や尻尾を付けて展覧会に入場し、会場内で家畜となって過ごす。鑑賞者自身が魔法にかけられたように家畜に変身することで、家畜の生に触れたり、情を見出したり、あるいは解放された自分自身と出会えるような舞台的な空間を作り出すという。 会場:黒部市美術館 会期:11月16日~2025年1月13日
【石川】「反復と偶然展」(国立工芸館)
工芸やデザインを特徴づける「反復」と「偶然」というふたつの性質に注目し、国立工芸館の所蔵品を紹介する展覧会。同じパターンの繰り返しは空間的な広がりや心地よいリズムを感じさせるいっぽう、偶然性は人為を超えた作品の力によって繊細さや神聖さ、力強さなどを感じさせる。本展では、「反復」と「偶然」がそれぞれもたらす印象や効果に注目するほか、工芸とデザインの共通点や差異などにも目を向け、ふたつの言葉を手がかりに、工芸とデザインの本質をわかりやすく紹介する。 会場:国立工芸館 会期:12月17日~2025年2月24日
【石川】「すべてのものとダンスを踊って―共感のエコロジー」(金沢21世紀美術館)
開館20周年を迎える2024年、「新しいエコロジー」を年間テーマに掲げる金沢21世紀美術館。このテーマに呼応して行われる本展では、社会や精神までを含みうる、総合的なエコロジー理論の行く末を、アーティストの鋭敏な感性と観察を通じて作品として展示するとともに、研究者たちと協働し、感覚を通した学び(Sensory Learning)として鑑賞者に伝えることを目指す。会場には、先住民の作家を含む、アフリカ、南アメリカ、アジア、欧米の芸術家、クリエイター59組の作品が集う。フォトレポート、同展のキュレーションを手がけた同館館長・長谷川祐子のインタビューを公開中。 会場:金沢21世紀美術館 会期:11月2日~2025年3月16日