日本のアイスに海外が熱視線 海外アクセス1200%超のアイスも【WBS】
夏の暑さが本格化する中、好調な売れ行きが予想されるのがアイスです。いま、日本のアイスは訪日観光客にも絶大な人気を誇ります。あるアイスのホームページは、海外からのアクセスが前の年と比べて1200%を超えたといいます。いったい何があったのでしょうか? 15日から東京・新宿で始まった国内最大級のアイスのイベント「アイスクリーム万博」。日本全国のご当地アイスクリームなどおよそ30ブランド、180種類以上を楽しめます。中には外国人の姿もありました。 「やわらかくて好き。イタリアでも日本のアイスは有名」(イタリア人の客) 「種類がたくさんある。抹茶味は中国でも人気」(中国人の客) こうした海外での日本のアイス人気の高まりに思わぬ恩恵を受けた企業があります。プレミアムアイス「BRULEE(ブリュレ)」などのブランドを手がける岡山県の「オハヨー乳業」です。 「こちらがブリュレです。表面は叩くとカチカチと音がするほど硬いです。かんでいくと、カラメルの焦げた香りがしてきます。ザクザクとした食感と、クリーミーな舌触りが口の中で混ざり合う感じです」(田中瞳キャスター)
オハヨー乳業によれば、近年、予想外の展開を迎えているといいます。 「台湾や韓国、香港、中国などから『ぜひ売っていただきたい』と声をもらった。年明けも爆発している状態」(「オハヨー乳業」デザート・フローズンユニット責任者の大塚昌宏さん) コロナ禍があけて訪日観光客数が回復する中、ブリュレは台湾や韓国などのインフルエンサーを中心にSNSで拡散。オハヨー乳業ホームページには台湾や香港からのアクセスが急増し、特に台湾からは1年前と比べて1200%以上の伸びを記録。3月に初めてブリュレの台湾輸出を開始しました。 「見た目の珍しさ、パリパリ五感で楽しめる今までにない特徴が大きく支持された。今後、海外で『プレミアムアイス=ブリュレ』という状態をつくりたい」(「オハヨー乳業」デザート・フローズンユニット責任者の大塚昌宏さん) ※ワールドビジネスサテライト