救急出動は過去最多:新潟市がICT化導入で搬送時間の短縮へ【新潟】
新潟市消防局は、救急搬送時にICTの本格導入を予定しています。救急の出動件数が過去最多となる中、業務の効率化で搬送の時間短縮につなげます。 【動画】救急出動は過去最多:新潟市がICT化導入で搬送時間の短縮へ【新潟】 29日は搬送前にタブレットを使って、病院とやりとりするデモンストレーションが行われました。傷病者の個人情報などの身分証明書やケガの状態なども写真を撮って記録します。情報は、新潟市民病院など市内20の病院に送信でき、これまで口頭で伝えてきた内容をICT化により、より正確に短時間で伝えることができます。この取り組みは、札幌市など全国6都市で本格導入されているということです。 ■救急隊員 「多い時には、同じ内容をいくつもの病院に伝えるということがあった。救急隊・傷病者・病院にとって有益なツールになる。」 新潟市消防局によりますと、去年の救急出動件数は4万5000件あまりで過去最多となっていて、通報から医師に傷病者を引き継ぐまでは平均45.9分となっています。 ■新潟市消防局 川田隆康救急課長 「病院に早く到着するということは、傷病者の予後にとってもプラスになるのではないか。」 救急のICTシステムの導入は、2025年1月から始まります。