アマゾン、対話型AI「クロード」のアンソロピック社に6200億円追加投資…累計1・2兆円に
【ニューヨーク=小林泰裕】米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムは22日、生成AI(人工知能)開発を手掛ける米新興企業アンソロピックに40億ドル(約6200億円)の追加投資を行うと発表した。巨額投資で生成AI開発をリードする狙いがある。 【図】一目でわかる…生成AIの仕組み 便利さの裏に「危険な顔」
発表によると、アンソロピックはアマゾンから得られた資金やアマゾンのクラウドサービスを使って最新の生成AIの開発を進めるほか、アマゾンはアンソロピックの生成AI技術を優先的に自社の利用者に提供する。AI向けの独自半導体の開発でも協力する。
アマゾンは昨年9月以降、アンソロピックに40億ドルを投資している。アマゾンのアンソロピックへの投資額は累計で80億ドル(約1兆2400億円)に上るが、米メディアによれば、少数株主の立場を維持するという。
アンソロピックは対話型AIサービス「クロード」で知られ、米グーグルも出資している。