料理を「作らない・作れない」ことに罪悪感を持っている人に贈る、フードライター・白央篤司さんの金言＆レシピ。 【画像】暑すぎて作るのがしんどい日に！ お手軽そうめんの材料 　どんなものであれ、作ろうと思ったそのこと自体が尊い。今晩はひと品、作ってみませんか？　

「カレー風味かぼちゃそうめん」レシピ

レトルトの冷製かぼちゃスープ。

　蒸し暑い日々、みなさんお元気でしょうか？　私は正直、ちょっとバテ気味で(笑)。いやー、湿気と高温のダブル攻撃が年々つらくなりますわ。料理もなるたけ省力したい気持ちになりがち。 　そこで今回は簡単な冷やし麺を紹介します。「レトルトの冷たいかぼちゃスープ」と「カレーパウダー」を使ったそうめんレシピ、最近ハマっているのです。手間のかからないやり方で作っていきましょう。 　かぼちゃスープ、どこのメーカーのでも構いませんが、濃厚なもののほうがこのレシピには合いますね。正味160gぐらいのものを選んでください。 　スーパーのスパイスコーナー、大抵はカレーパウダーがあると思います。塩分の入ってないものを今回は使用。こちらも各社から出ていますので、どこのでも結構です。 　こう暑いと、そうめんをゆでるのも大変ですよね……(日頃作ってるみなさん、本当におつかれさまです！　)。水にさらすだけで、すぐ食べられるそうめんもあるんですよ。私、ラクを優先したいときはよくお世話になってます。 　さあ、作っていきますか。

カレー風味かぼちゃそうめんの材料と作り方

■材料(1人分) ・冷製かぼちゃスープ:1人前(容量160g程度のもの) ・そうめん:1人前(100g程度) ・めんつゆ(3倍濃縮):小さじ2 ・カレーパウダー:小さじ1/2程度 ・好みの野菜:適量 ■作り方 (1)そうめんは袋の指示どおりに準備して、よく水気を切っておく。かぼちゃスープとめんつゆを容器などに入れてよく混ぜておく。 (2)うつわにそうめんとスープを入れて、野菜を盛り、カレーパウダーをふる。 　よく混ぜて召し上がれ。スパイシーな香りとかぼちゃの甘み、相性がいいんです。暑くて食欲の落ちがちな今の時期にぴったり。 　のせ具はなんでもいいのですが、今回はトマトとブロッコリー、鶏ささみをのせました。やっぱりたんぱく質もとっておきたいですからね。ニチレイから出ている冷凍食品の「ささみブロッコリー」、自然解凍でそのまま食べられて便利なんですよ。ビタミン類とたんぱく質を手軽にトッピング、パスタなどを作るときにも重宝してます。 　夏の本番はこれから。しっかり食べて、体力を落とさないようにしなきゃですね。みなさんもどうぞ、バテないようにお気をつけて。 　ではまた、来月！　 白央篤司(はくおう あつし) フードライター、コラムニスト。「暮らしと食」がメインテーマ。主な著書に、日本各地に暮らす18人のごく日常の鍋とその人生を追った『名前のない鍋、きょうの鍋』(光文社)、『台所をひらく 料理の「こうあるべき」から自分をほどくヒント集』(大和書房)がある。