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このクルマがなければ時代が変わっていた! その後に多大なる影響を与えたブームの火付け役4台

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4)三菱ランサーエボリューションIV

 最後に紹介するのは、三菱自動車のラリーウェポン「ランサーエボリューションIV」。このモデルには、リヤタイヤ左右の駆動トルクをベクタリング(移動)することで旋回性能を高める「AYC(アクティブヨーコントロール)」が初搭載されていた。  いまではスポーツカーだけでなく、クロスオーバーSUVでも「トルクベクタリング」という言葉を多く見かけるようになったが、その考え方の元祖といえるのが1996年に誕生したランエボIVだったりするのだ。なにしろ、トルクベクタリングという用語が世界的に使われるようになったのは2006年ごろが最初といわれている。その10年以上前にトルクベクタリング(トルク移動)を可能にするAYCは市販車に実装されていたのである。  もっとも、世で言う多くの「トルクベクタリング」はブレーキの独立制御によって見かけの駆動トルクを制御するものであって、本当にエンジン・トランスミッションから伝わってきたトルクを、多板クラッチなどを用いて左右輪間でベクタリング(移動)させているAYCの制御に比べると、同じものと呼ぶには憚られる部分もあるが、それでもラリーフィールドで生まれたテクノロジーであるAYCが市販車に持ち込んだ「駆動力で曲がる」というアプローチは、数々のフォロワーを生み、いまでは当たり前のテクノロジーとなりつつある。

山本晋也

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