「もう解散するのはやめようと思った」石井竜也が米米CLUB再結成のライブで見た光景とは?
きゃりーぱみゅぱみゅがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「CHINTAI presents きゃりーぱみゅぱみゅ Chapter #0 ~Touch Your Heart~」。この番組では、きゃりーが自身の趣味や興味のあることについて語ったり、いま輝いているゲストをお迎えしたりしながら、さまざまなエピソードを1冊の本に見立て、紐解いていきます。4月24日(日)、5月1日(日)の放送では、石井竜也(いしい・たつや)さんをゲストに迎えて、お届けしました。
★みんなを驚かせるエンターテインメントの作り方
まずは石井さんのエンターテイナーとしての原点を探ってみると、“ディズニー好き”だった母親の影響で子どもの頃に観た、ディズニーのアニメーション作品でした。目の前に広がる世界観に子どもながらに衝撃を受けてからというもの、「そこからファンタジックなものや自分の頭のなかで考えている以上のものを“やってみたい”“形にしたい”という思いがすごく強くなりましたね」と振り返ります。 これまで数多くのヒット曲を生み出し、ライブパフォーマンスにも定評がある米米CLUB。ステージの演出を「やってみたら?」と言われたのをきっかけに、ステージセットやコスチュームなどのアイデアを出すようになったという石井さん。 頭のなかで思い描いたことを“エンターテインメント・ショーにしよう!”とあれこれとアイデアを出しているうちに「段々とエスカレートしていっちゃって……」と笑います。ステージの立体美術はもちろん、色のバランスは特に重視していたようで、当初は石井さん自ら工場に足を運んだこともあったそう。 メンバーとの共通認識として「同じことはやらない」というこだわりがあったものの、石井さんが「最近、米米の形って決まっちゃったよね」と切り出し、協議した結果、1997年に解散。 それから時を経て2005年、「デビュー20周年の節目ぐらい(メンバーに)集まってほしい」という声がファンから数多く寄せられたため、石井さんからメンバーに連絡してみたものの頓挫。 ところが、お世話になっていた大先輩Charさんの50歳の誕生日を祝って、息子のJESSEさんがサプライズパーティーを計画し、「米米CLUBで出てほしい」と頼まれたことから、「Shake Hip!」の演奏を渋々引き受けることに。 いざ久しぶりに集まって曲を披露してみるととても楽しかったようで、それがきっかけとなり、2006年に再結成。当初は数回ライブをやって終わりにするつもりだったものの、「米米のファンだった頃、10代だった子たちが、みんな大人になって最前列で赤ちゃんを抱いているんですよ。『Shake Hip!』って泣く曲じゃないのに泣いている姿を見たときに、もう解散するのはやめようと思った」と話し、現在の活動に至るいきさつを明かしてくれました。