阪神・桐敷拓馬がリーグトップ43HP 「昼間ね、ライバルが並んだみたいだったんで」岡田監督がアシスト起用
◇29日 阪神7―6DeNA(甲子園) 阪神の桐敷拓馬投手(25)は逆転した直後の8回に救援登板して、1イニングを三者凡退に封じた。これがチームトップの今季70試合目の登板となり、最優秀中継ぎ賞のタイトル争いでもリーグトップを守る43ホールドポイント(3救援勝利・40ホールド)とした。 「同点に追いつかなかったら、行かなかったんですけどね。昼間ね、ライバルが並んだみたいだったんで、何度か同点に追いつけば行かそうと思ってましたけどね」と岡田監督。中日の松山がデーゲームの広島戦で42ホールドポイントとしていたことをチェックしており、登板がかさむことを承知のうえで、桐敷の初タイトルをアシストするために起用したのだ。 新潟医療福祉大からドラフト3位で入団した左腕は、2年目の昨季に27試合登板し、2勝0敗14ホールドをマーク。今季は開幕からセットアッパーとして活躍してきた。 「去年はオールスター以降だったんで。今年初めてね、開幕から1年間へ。これはもう自信になると思うし、来年以降につながっていくと思いますね」。さらに「実質1年目。何とかな、ここまで来たらタイトルをとらせてあげたいしな。こんだけ投げたわけやからな。その勲章としてな」と話した。
中日スポーツ