新型コロナ関連の経営破たんは負債1000万円未満も含め、全国で累計913件
9月以降は月間100件ペースで推移
1月13日は11時時点で、「新型コロナ」関連の経営破たん(負債1000万円以上)が3件(準備中3件)判明し、2月からの累計は全国で870件(倒産797件、弁護士一任・準備中73件)となった。 月別では、103件発生した6月以来、7月は80件、8月は67件と前月を下回ってきたが9月は100件で3カ月ぶりに前月を上回り、以降11月まで3カ月連続で100件を上回った。12月は100件を下回ったが、96件と依然として高止まりで推移、2020年の年間件数は843件となった。 なお、集計対象外だが、負債1000万円未満の小規模倒産は累計43件判明。この結果、負債1000万円未満を含めた新型コロナウイルス関連破たんは累計913件に達した。 1都3県の緊急事態宣言の再発令に引き続き、近畿や東海地区などでも対象地域が拡大する見通しとなった。飲食店に対する時短営業や外出自粛要請で消費活動の停滞が広がり、関連業界への深刻な影響が懸念される。 感染拡大を防止するための難しい舵取りが続く一方、事業環境の悪化からコロナ関連破たんは高止まりから今後さらに増勢する可能性もあり、断続的な資金繰り支援が求められている。