前川黛也と父・和也氏の他には?…2世代続けてA代表に選出された世界の親子たち
日本サッカー協会(JFA)は18日、3月の試合に臨む日本代表メンバーを発表した。 初招集となった8名のなかで注目を集めているのが、ヴィッセル神戸で正守護神を務める前川黛也だろう。1992年から1996年にかけて日本代表に選ばれた父・和也氏に続くA代表入り。親子2代でのA代表選出は、Jリーグ発足以降初めてのことになり、2世代続けてのデビューが期待される。 一方で世界を見渡せば、2世代続けてA代表のユニフォームに袖を通した親子は少なくない。ここでは現役選手に的を絞って、7組の親子を紹介しよう。 [写真]=Getty Images
フェデリコ・キエーザ(イタリア代表FW/ユヴェントス)
父:エンリコ・キエーザ(元イタリア代表FW) ユヴェントスで覚醒の時を迎えつつあるキエーザの父エンリコは、かつてイタリア代表で活躍したストライカー。センターフォワードとしてプレーした父とサイドを主戦場とするフェデリコでは、選手としてのタイプは異なるが、ゴールへの嗅覚は父親を彷彿とさせる。フェデリコは2016年に18歳でセリエAデビューを果たすと、2018年3月には20歳でA代表デビュー。今夏開催されるEURO2020に出場を果たせば、親子2代での偉業達成となる。
ヤニス・ハジ(ルーマニア代表MF/レンジャーズ)
父:ゲオルゲ・ハジ(元ルーマニア代表MF) 父は“東欧のマラドーナ”と称されたゲオルゲ・ハジ。ヤニスは同氏がガラタサライに所属していた1998年10月に、長男としてイスタンブールで生まれた。父親が設立したヴィトルル・コンスタンツァの下部組織で育ち、トップチーム昇格を果たすと、フィオレンティーナなどでプレーし、現在はレンジャーズで活躍している。すでにA代表デビューを果たしているが、昨年行われたU-21欧州選手権でチームをベスト4に導き、東京オリンピック出場権を獲得。今夏に来日を果たせば、世界デビューとなる。