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雨粒でドライバーのスピンはむしろ増える!? ドライ/ウェット実験でわかった濡れたフェースとスピンの関係【番手別】

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みんなのゴルフダイジェスト

雨のゴルフでは、スピン量が減る。それがいわば常識だが、実際のところどうなのだろうか。ギアライター高梨祥明が、DRYとWETで試打したデータから雨天時のショットで起こることをレポート!

ドライバーなどロフトの小さい番手では水によるスリップ現象は起きにくい

ボールやクラブフェースが水に濡れるとインパクトで“スリップ現象”が起きて、バックスピンが減少してしまうのではないか? どうしてもそういうイメージを持ってしまうが、以前ドライバーのDRY & WET状態でのインパクトデータを調べてみたところ、表1のような結果となった。 ご覧の通り、この実験では減ると予想していたバックスピンはむしろ水に濡れたことで約800rpmも増加。フェース面をかなり濡らしたために弾きが悪く、ボール初速も落ち込む結果となったのだ。この実験データについて測定を担当したメーカー担当者は次のような見解を示した。

「ロフト角が少なければボールやフェースが濡れてもスリップ現象が起きにくい、という結果は我々の実験でも明らかになっています。水分がボールとフェースとの間に介在することで、今回の実験のようにスピンが増えたり、初速が落ちたりすることは実際のラウンドでも十分に考えられることなのです。とくにスピンが入りやすいパワーヒッターほどその影響を受けることになると思います」(メーカー技術者) 最近のドライバーはフェースを薄く設計しているためにフェース面に水捌け用の溝を切っていないモデルもあるが、ハードヒッターの使用が多いアスリートモデルの場合は、降雨時の飛距離ダウンを防ぐために打球面に溝を切るケースが多いという。 ドライバーにおける雨の影響は、スリップ現象のような弾道を不安定にさせる影響というよりも、飛距離ダウンにつながる可能性が高いということ。ドライバーショットはボールもフェースもタオルなどでしっかり拭くことができる。打つ直前にしっかりと水分を取り除くことが重要だ。

58°のSWではフライヤーが発生! 溝なしウェッジではほぼノースピンに!

ちなみにどの程度ロフトが増えれば、水濡れによるスリップが発生するのだろう? ロフト18度の5Wでも同様の実験を行ってみたが、表2の通り、ドライバーの時と同じくバックスピンが増える結果となった。

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