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多彩なポップセンスで見せるHi Cheers!、存在感を放つバンドの個性に迫る

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MusicVoice

 4人組バンドHi Cheers!(ハイチーズ)が7月17日、1stデジタルシングル「ABCがワカラナイ」をリリースする。 “Show me your smile”(あなたの笑顔を見せて)をテーマに掲げるHi Cheers!は、明るく楽しく、時には悲しく切ないことすらも軽快に鳴らし、「聴く人を笑顔に、元気に、応援する」という想いを込めて活動する。ここでは彼らの初音源作品「ABCがワカラナイ」から感じられる、あらゆる音の色彩を統合したニュースタイルの存在感を放つHi Cheers!の特色や音楽性について紹介したい。【平吉賢治】 ■Hi Cheers!の誕生と背景  Hi Cheers!のメンバーは、全員20代前半。上野正明(Vo/Gt)、高村風太(Vo/Key)、Chie(Vo/Gt)、月川玲(Vo/Ba)による4人組バンド。2019年5月に結成。個性的な4人の歌声によるコーラスワーク、様々な音楽性を昇華させたポップセンスで産み出される楽曲群と、ワン&オンリーな存在感のバンド。  バンドの特筆すべき点は、メンバー全員が作詞作曲とボーカルを担当することによって生まれる幅広い音楽性と色彩豊かなサウンド&ボーカルだ。各メンバーが影響を受けたアーティストや音楽性を抜粋して紹介すると、上野はポルノグラフィティやORANGE RANGE。高村は渋谷系にJapaneseAOR。Chieは土岐麻子に山崎まさよし、ダンスミュージック。月川はレッド・ツェッペリンにキング・クリムゾンなど、多岐にわたる音楽が並べられる。  J-POPにシティポップ、70年代ハードロックからプログレッシブ・ロックと、これらのサウンド(もちろんこの限りではないが)をバックボーンに持つという点は、シングル「ABCがワカラナイ」のカラフルなアプローチからうかがえる。 ■あらゆる音楽エッセンスを踏襲しつつ現代的なニュースタイルに  「ABCがワカラナイ」を聴いて、まず耳に飛び込んでくるのは明るく陽気なサンバ調のリズム。そして90年代に音楽シーンを賑わせた渋谷系サウンドテイストに、おしゃれで明るいコード感。スチールパンの音色やパーカッションは軽快に響き、ブラスのアレンジが明朗に鳴り渡る。ベースラインはハッピーに踊るようにボトムを支え、ギターカッティングや中盤ギターソロのプレイはAORを彷彿とさせる。しかし、終盤のリードギターからはハードロックを感じさせ、キャッチーな曲調の中で広がる各パートのアクションは非常に表情豊か。これらのあらゆる要素がポップに統合されているという点は、Hi Cheers!のサウンド面での特色と言えるだろう。  アレンジは緻密で、豊かなリズムの“キメ”にナチュラルに転調する展開と、様々な角度からあらゆる音楽エッセンスを感じることができる。そして、リズミックな中にも憂いも含むメロディラインは、“Show me your smile”(あなたの笑顔を見せて)という彼らのテーマがぴったりハマる空気感を醸している。  「ABCがワカラナイ」の音像を時代感で表すと、80年代後半から90年代のアプローチが基軸と感じられるが、それがオリジナリティあふれる現代版サウンドとして昇華されている。そして際立つ鮮やかなコーラスワークからは清涼感に加え温かみも感じさせられ、メンバー全員がボーカルを担当するという強みが色濃く表わされている。  Hi Cheers!は、あらゆる音楽エッセンスを統合させて現代的サウンドでポップに表現するワン&オンリーな存在感のバンドだ。「ABCがワカラナイ」を聴くと、Hi Cheers!の持つポテンシャル、4人のハーモニー、そして彼らの音楽性をもっと知りたくなる。彼らがこれからどんなニュージャンルの音楽を生み出してリスナーを多幸感に包むのか、多大な期待が寄せられる。

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