持続可能な路線に…赤字経営続く富山地方鉄道に関する検討会 知事が町の活性化も視野に議論する必要性示す
富山テレビ放送
赤字経営が続く富山地方鉄道を将来にわたり持続可能な路線としていくための検討会が設置され、28日に初会合が開かれました。 この検討会は沿線7つの自治体のトップが県に支援の在り方についての議論に加わるよう要望したのを受け設置されたもので、新田知事や県や沿線7市町村長が出席しました。 会長を務める富山市の藤井市長が「富山地方鉄道の持続性の確保や利便性の向上に向けた有意義な議論の場にしていきたい」とあいさつしました。 富山地方鉄道は5期連続の赤字となっていて出席した自治体のトップからは「安全であることを第一としたうえで、赤字に関して改善していくことも考える必要がある」などの意見が出されました。 これに対し、新田知事は「利用者を増やして持続可能なものにしていくということに知恵を絞っていかなくてはいけない」と述べ駅を中心とした町の活性化も視野に議論を重ねていく必要性を示していました。 検討会では早ければ年明けに2回目の会議が予定されています。
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