五輪3大会出場の福島千里が現役引退 女子100、200日本記録保持者 今後は次世代育成に尽力【陸上】
陸上競技女子100、200メートルの日本記録保持者で、五輪3大会出場の福島千里(33)が現役引退を決めた。所属先のセイコーが29日、公式サイトで発表した。今後はセイコースマイルアンバサダー(スポーツ担当)として次世代育成にあたる。 福島は北海道出身。帯広南商高、北海道ハイテクACを経て2018年セイコー入社。08年北京、12年ロンドン、16年リオの各五輪に出場した。日本選手権女子100メートルでは10~16年に7連覇。11年の世界陸上では日本女子史上初の準決勝進出を果たした。 福島は所属先を通じて「夢であった五輪に3度出場することができました。4度目となる東京五輪を目指す数年間は苦しいシーズンもありましたが、日々新しい感覚との出合いや、課題と向き合い、充実した競技生活を送ることができました。競技の枠を超え、私自身が今まで培ってきた経験などで次世代のアスリートのお役に立てるとうれしいです。これから始まるセカンドキャリアも私らしく走っていきたいと思います」とコメントした。
中日スポーツ