阪神、史上最強の助っ人打者は? 歴代助っ人外国人選手ランキング第1位<野手編> 2年連続三冠王に輝いたレジェンド
プロ野球は今年もシーズン開始に向けて各球団補強を進めている。昨季の覇者・東京ヤクルトスワローズを見ても分かるように、チームの上位進出の鍵となるのが助っ人外国人選手の存在だ。近年では、メジャーリーグ経験のある選手も数多く来日し、その存在感は増すばかりだ。今回は、各球団の歴代助っ人外国人選手をランキング形式で振り返り、活躍した選手の傾向を探っていきたい。【阪神・野手編】 【2021-2022年版】阪神タイガース 助っ人外国人選手の新入団・退団・契約延長一覧 ※成績はチーム在籍期間の通算成績、ランキングはこれを基準に作成。
第1位 ランディ・バース
右投左打 内野手・ 在籍年数 6年(1983~1988) 成績 614試合、打率.337、743安打、202本塁打、486打点、5盗塁 「史上最強助っ人」の呼び声も高いバース。その活躍は、現在でも語り継がれている。 アメリカ合衆国出身、身長184センチ、体重95キロ。ロートン高から、1972年MLBドラフト7巡目(全体152位)でミネソタ・ツインズに指名され入団。77年に同球団でメジャーデビューし、その後、カンザスシティ・ロイヤルズ、モントリオール・エクスポズ(現ワシントン・ナショナルズ)、サンディエゴ・パドレス、テキサス・レンジャーズと転々としたが、レギュラーに定着することはできず、本塁打も通算9本にとどまった。 阪神では1983年からプレー。故障の影響で開幕を2軍で迎えるなど出遅れたが、打率.288、35本塁打、83打点の好成績。長打率はリーグトップの.612をマークした。 以降はさらに成績を向上させ、1985年には打率.350、174安打、54本塁打、134打点、出塁率.428で三冠王を獲得。シーズンMVPにも輝き、チームを日本一へと導いた。同年は掛布雅之、岡田彰布とともに「バックスクリーン3連発」も放った。翌86年は打率.389(NPB史上最高打率)、176安打、47本塁打、109打点、出塁率.481で2年連続となる三冠王に輝いた。 在籍6年間でベストナイン3回、首位打者、本塁打王、打点王、最高出塁率2回、シーズンMVP1回と打撃タイトルを総なめ。圧倒的な成績を残し続けた。
ベースボールチャンネル編集部