【プレビュー】 京都は残留へ、神戸は優勝へ。重要な勝点3を巡る白熱の関西対決|Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは10月4日と5日と6日に第32節を開催。サンガスタジアムbyKYOCERAでは、京都サンガとヴィッセル神戸の一戦が行われる。
好調なチーム同士の一戦となる。順位こそ15位も夏以降調子が上向きな京都サンガが、5連勝中とリーグ連覇に向けて突き進む2位のヴィッセル神戸が激突する。 ホームの京都は、前節こそ北海道コンサドーレ札幌に敗れ、負けなしが4試合で止まったが、後半戦に積み重ねてきた勝点数はリーグトップクラスであり、チームの状態はよさそうである。 夏の新戦力であるラファエル・エリアスを頂点に右にマルコ・トゥーリオ、左に原大智が並ぶ3トップは屈指の破壊力とコンビネーションを誇り、現在のチームをけん引している。原が8月から9月にかけて3試合連続ゴールを記録すれば、ラファエル・エリアスは9試合で9ゴールと驚異の決定力を誇っており、どのチームも止めるのに苦労している。 今季は降格圏に沈む時間も長かったが、後半戦で立て直しに成功し、現在は勝点38まで積み上げ、残留圏に浮上。残留に向けて一つの目安とされる『40』台に勝点を乗せるためにも上位相手に対しても勝点を奪いところである。 ここで連敗となってしまえば、再び残留争いに逆戻りとなってしまう。5試合負けなしのホーム・サンガSで関西のライバルを叩き、さらに順位を上げたい。 アウェイに乗り込む神戸は、リーグ戦とACLEを並行して戦うスケジュールの中でも厚い選手層を生かしながら力強いパフォーマンスを見せつけ、勝利を積み重ねている。 リーグ前節となった9月28日の浦和レッズ戦を武藤嘉紀がCKから挙げた1点で勝ち切り、10月2日のACLE第2節の山東泰山戦もタフなゲームとなったが、2-1で勝利。一戦必勝のスタンスを貫き、神戸は逞しさを増している最中である。 前節の結果を経て、順位は2位に浮上。首位のサンフレッチェ広島とは1ポイント差と逆転でのリーグ優勝に向けて、いい位置に付ける。さまざまな大会をこなしながら現在は公式戦11戦負けなしであり、リーグ戦において今節で勝利すればクラブ初の6連勝となる。 この試合が終われば連戦も一区切りとなり、代表ウィークによる中断期間に突入する。シーズン終盤のラストスパートに向け、いい流れを途切れさせるわけにはいかない。前半戦の対戦でホームで敗れている借りを返す意味でも、勝点3は絶対である。