ラグビー明大、快勝で8強進出 主将、副将、寮長らリーダー陣欠場のピンチを下級生が救う【全国大学選手権】
ラグビーの全国大学選手権は14日、東京・秩父宮ラグビー場などで3回戦が行われた。関東対抗戦3位の明大は関東リーグ戦3位の東海大を50―17で破り、慶大(関東対抗戦4位)、京産大(関西2位)、近大(関西3位)とともに準々決勝に進んだ。 明大は主将のナンバー8木戸、副将のCTB秋浜、寮長のロック佐藤というリーダー陣が早明戦で頭部を強打して欠場。そのピンチをBKの下級生が救った。 7点を先行された前半22分、2年生CTB伊藤龍之介が相手防御を突破してトライを決めると、30分と36分にはともに1年生WTB白井のハイボールキャッチからSH柴田とFB金昂がトライ。白井は後半も鮮やかなハイボールキャッチでCTB平のトライにつなげ、自らも1トライ。「早明戦で由高くん(早大のFB矢崎)に競り負けてから、最高到達点で捕れるようにずっと練習してきました」と語った。 3回戦から東西の主要リーグ勢が登場したが、ライバルの早大や帝京大はシードされており、次週の準々決勝から登場する。一方、明大は22日に関西1位の天理大と準々決勝を戦う。過酷な日程となっているが、「1試合分多く成長できるし、ここから勝ったらかっこいいでしょ」と伊藤。白井も「夏合宿の試合で負けた天理、対抗戦で負けた帝京、早稲田に全部勝ちたい。最高の組み合わせです」と意気込んだ。
中日スポーツ