日本郵便に委託見直し打診 小型薄型荷物の配達 ヤマト運輸
ヤマト運輸が日本郵便に対し、小型薄型荷物の配達委託を見直すよう打診したことが13日、分かった。 日本郵政グループとヤマトグループは、2023年6月に小型荷物の配送などで提携することで基本合意し、物流効率化を進めようとしたが、わずか1年半で足並みに乱れが生じた。 ヤマト運輸は、郵便受けに投函(とうかん)できる薄型荷物の配送サービス「ネコポス」を23年10月から順次終了し、日本郵便が配達を担う「クロネコゆうパケット」のサービスに切り替えるため、配送業務の移管を進めてきた。移管は今年度末までに完了する予定だった。しかし、ヤマト運輸側が委託によって配達までの時間が延びたことなどを理由に、見直しを求めたとみられる。日本郵便は見直しを承諾していないもようだ。