舛添都知事、調査結果を支えに続投宣言「生まれ変わった気持ちで」
一方、知事の妻が代表のファミリー企業に3年間で政治資金約1600万円が「家賃」として還流したのでは、とされる問題については、金銭の移動は認めながらも「賃料の金額は相場と比較して割高ではない」とした。政治資金を使った別荘専用車両の購入疑惑については明確に事実を否定したほか、新党改革支部に絡む政党交付金の返還問題についても「違法性を帯びることはない」と結論付けた。 「自分自身でけじめをつけたい」――。知事は一連の疑惑や自らへの批判をめぐってこう述べ、不適切とされた宿泊費・飲食費の返金に加え、別荘を売却する意向を示した。 道義的責任をめぐっては、「これだけ多くの不適切との指摘を受けて心から反省している。『自分に甘く他人に厳しい』『身銭をきっていない』『過去の発言と矛盾する』『公私混同』など多くの批判を胸に刻んで都民のため粉骨砕身頑張りたい」と話すにとどまった。 (フリー記者・本間誠也)