松山の小野・久米地区で予約制乗合交通スタート 住民と協力事業者の会費で運営(愛媛)
愛媛県松山市の小野・久米地区で20日、予約制乗合交通「チョイソコおのくめ」の運行が始まった。バス停などが近くにないお年寄りの交通手段を確保して外出をサポートし、健康増進につなげるのが目的。行政の補助金を受けず、会員登録した住民と協力事業者による会費での運営を目指す。 同地区の住民らでつくるNPO法人「まるっとおのくめ」(宮内桂子理事長)が運営主体となり、タクシー会社が運行を担う。予約システムの運用はネッツトヨタ瀬戸内(松山市)が行う。停留所を地区内の病院やスーパーなどのほか、会員の自宅近くに設けており、スタート時点で約170カ所。平日に2台体制で運行する。月額3千円の会費で何度でも利用できる。現在、会員は約70人、協力事業者は約60。
愛媛新聞社