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膝に3人積み重なるって…。女子校にソーシャルディスタンスは無理か

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読売新聞オンライン

■「京都人」のブランドがあれば、別学、共学は気にしない

 京都御所の真横に建ち並ぶ、煉瓦(れんが)の校舎。前にこの校舎を見かけてから、同志社女子中高に憧れの気持ちを抱いていました。今回、はじめて今出川キャンパス内を見学し、夏休みで部活動中の生徒さんの姿を垣間見ることができました。

 入ってすぐのところにあるのはクラシカルな栄光館。全校生徒が集まれる講堂もあります。壇上の紫色の緞帳(どんちょう)が目を引きますが、同志社のスクールカラーの一つ、ロイヤル・パープルでしょうか。立派なパイプオルガンもあり、名門女子校の品格が漂います。でも広報の吉田先生に伺うと、京都は別学がどんどん減っていって共学化しているとか。女子校にいたっては7校しか現存していないそうでもったいないです。希少な同志社女子がいつまでも存続してくれることを祈ります。もしかしたら、京都の人は私立女子校、男子校といったブランドがなくても、そもそも「京都人」という強いブランド力があるから学校の形態にはこだわらないのかもしれません。

 「同志社女子のメリットは同志社大学や同志社女子大学に進めるということ。それから最高の立地です。創立者の新島襄先生はよくこの土地を見つけてくださいました」 と、吉田さんがおっしゃるとおり、京都御所と山に囲まれた最高のロケーション。希望館という新しい校舎の屋上に上ったら、比叡山や大文字焼きの山に囲まれていてかなり癒やされる眺望でした。東京の学校はだいたいビルしか見えません……。ここからは大文字焼きなど、五山送り火のうち四つの山が見えるとか。五山送り火は厄払いのご利益があるそうで、生徒の厄除(やくよけ)運気アップに寄与していそうです。ただ屋上はトンビやカラスが食べ物を狙って襲撃してくる可能性があるので飲食は禁止だとのこと。でも、屋上以外にも食堂や生徒が座れるフリースペースが各所にあり、吹き抜けもあって明るい光にあふれています。教員室に面したスペースでは自由に自習したり、聞きたいことがあったら窓から先生に質問できるそうです。地下一階の図書室もかなり広くて、ソファまでありました。新しい本コーナーには「徳川家康」「日本のすがた」「読売年鑑」「知ろうAIというプログラム」といったまじめな本が。図書室に続く階段のコーナーには、同志社大学の創立者、新島襄先生が鎖国中にひそかに乗り込んだ船の模型が展示されていました。生徒たちに挑戦する勇気を与えてくれるオブジェです。

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