ゴールデン・グローブ賞2021のノミネートが発表! 『Mank/マンク』と「ザ・クラウン」が最多6部門。
アルコール依存症に苦しみながらも、社会を鋭く風刺し続けた脚本家のマンク(ゲイリー・オールドマン)は、のちに不朽の名作となる『市民ケーン』の脚本の仕上げに追われていた…。依存症の問題を抱えながらも、機知と風刺に富んだマンクの視点から、1930年代のハリウッドを新たな角度から描き出す。
第78回ゴールデン・グローブ賞のノミネートが発表され、Netflixの作品が席巻した。最多6部門ノミネートのNetflix映画『Mank/マンク』は、ドラマ部門で作品賞をはじめ、ゲイリー・オールドマンの男優賞、アマンダ・サイフリッドの助演女優賞、デヴィッド・フィンチャーの監督賞などの候補に挙がった。また、サシャ・バロン・コーエンの『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』が3部門と健闘している。
テレビ部門ではNetflixのオリジナルシリーズ「ザ・クラウン」が最多6ノミネートを受け、ドラマ部門においてジョシュ・オコナーが男優賞、オリヴィア・コールマンとエマ・コリンが女優賞、ジリアン・アンダーソンとヘレナ・ボナム・カーターが助演女優賞など候補入りを果たした。そして「オザークへようこそ」が、ローラ・リニーの女優賞やジェイソン・ベイトマンの男優賞など計4部門でノミネートと続いている。 第78回ゴールデン・グローブ賞の授賞式は2月28日(現地時間)に史上初となる米東西両岸で開催される。
第78回ゴールデン・グローブ賞の主なノミネートリスト 【映画部門】
ドラマ部門 作品賞 『ファーザー』 『Mank/マンク』 『ノマドランド』 『Promising Young Woman(原題)』 『シカゴ7裁判』 ドラマ部門 女優賞 ヴィオラ・デイヴィス『マ・レイニーのブラックボトム』 アンドラ・デイ『The United States vs. Billie Holiday(原題)』 ヴァネッサ・カービー『私というパズル』 フランシス・マクドーマンド『ノマドランド』 キャリー・マリガン『Promising Young Woman(原題)』 ドラマ部門 男優賞 リズ・アーメッド『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』 チャドウィック・ボーズマン『マ・レイニーのブラックボトム』 アンソニー・ホプキンス『ファーザー』 ゲイリー・オールドマン『Mank/マンク』 タハール・ラヒム 『The Mauritanian(原題)』 ミュージカル/コメディ部門 作品賞 『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』 『ハミルトン』 『Music(原題)』 『パーム・スプリングス』 『ザ・プロム』 ミュージカル/コメディ部門 女優賞 マリア・バカローヴァ『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』 ケイト・ハドソン『Music(原題)』 ミシェル・ファイファー『French Exit(原題)』 ロザムンド・パイク『I Care A Lot(原題)』 アニャ・テイラー=ジョイ『Emma.(原題)』 ミュージカル/コメディ部門 男優賞 サシャ・バロン・コーエン『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』 ジェームズ・コーデン『ザ・プロム』 リン=マニュエル・ミランダ 『ハミルトン』 デヴ・パテル『どん底作家の人生に幸あれ!』 アンディ・サムバーグ『パーム・スプリングス』 助演女優賞 グレン・クローズ『ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌』 オリヴィア・コールマン『ファーザー』 ジョディ・フォスター『The Mauritanian(原題)』 アマンダ・サイフリッド 『Mank/マンク』 ヘレナ・ゼンゲル『この茫漠たる荒野で』 助演男優賞 サシャ・バロン・コーエン『シカゴ7裁判』 ダニエル・カルーヤ『Judas and the Black Messiah(原題)』 ジャレッド・レト『The Little Things(原題)』 ビル・マーレイ『オン・ザ・ロック』 レスリー・オドム・Jr『あの夜、マイアミで』 監督賞 エメラルド・フェネル『Promising Young Woman(原題)』 デヴィッド・フィンチャー『Mank/マンク』 レジーナ・キング『あの夜、マイアミで』 アーロン・ソーキン『シカゴ7裁判』 クロエ・ジャオ『ノマドランド』 脚本賞 エメラルド・フェネル『プロミシング・ヤング・ウーマン』 ジャック・フィンチャー『Mank/マンク』 アーロン・ソーキン『シカゴ7裁判』 クリストファー・ハンプトン、フローリアン・ゼレール『ファーザー』 クロエ・ジャオ『ノマドランド』