太陽電池生産と同じ撤退を繰り返さないか…パナソニックHD株総で二次電池について問う声、社長が示した決意
パナソニックホールディングス(HD)は23日、大阪市内で定時株主総会を開いた。楠見雄規社長は4月に始動した事業会社体制下で長期視点の経営に転じ、2024年度までの3年で累積営業キャッシュフロー(CF)2兆円を目指すと強調した。楠見社長は「30年に引き起こすべき社会変革とお役立ちを起点に練り上げた戦略で、積み重ねた社会へのお役立ちの総量として、同CFを経営指標に設定した」とした。 会場からは注力する車載用など二次電池が、太陽電池生産と同じ撤退を繰り返さないかと質問された。「太陽電池のように劣後させず長期にわたる競争力をしっかり磨き上げる」(楠見社長)と決意を示した。3議案すべて可決された。出席株主は433人で所要時間は1時間41分。質問者は9人。