「グレイヘアが自分らしい」女性が髪を染めるのをやめた理由
イギリス在住の元俳優ジョージア・ザリスさん(51歳)は、2020年3月、新型コロナウイルスによるロックダウンをきっかけに、髪を染めるのをやめようと決意。美容院に行けなくなった状況から、美しいグレイヘアを手に入れるまでのプロセスをInstagramでシェアしたことが話題に! 【写真】「グレイヘアが自分らしい」女性が髪を染めるのをやめた理由 元俳優のジョージアさんは、31歳のときにヘアケアのCMの仕事をするようになってから、髪を常に染め続けていたそう。 「“完璧”な髪の毛でなければならないというプレッシャーは大きかったです」 依頼された髪色に常にカラーリングをし、ヘアカラーに年間で約6,000ポンド(約89万円)かけていたジョージアさん。それによって、髪の毛は大きなダメージを受けてしまった。 「カラーリングによって、髪はすっかり乾燥してしまいました。ヘアケアのCMの仕事は、私の髪が“老いている”のを理由に終わってしまったんです」 やがて白髪の悩みが深刻になり、3カ月に1回染める生活から、3週間に1度はリタッチが必要に。ところが2020年3月、イギリスで初めてのロックダウンとなり、美容院も閉鎖されてカラーリングができなくなってしまった。 髪を染められないことがストレスになったものの、家では完璧な色に染めるのは難しく、帽子をかぶるか、スプレーで白髪を隠していたという。それから1カ月近く悩んだ後、白髪を隠すのではなく、自然体でいようと決意。
「ある朝起きて、もうこんな気持ちになりたくないと思ったんです。そしてその日から自然な髪のままでいることに決めました」
そしてInstagramにグレイヘアになるまでの記録を残すことに。ジョージアさんの決断を夫はサポートしたけれど、娘は初めは難色を示したそう。 「12歳の娘はあまり喜んでくれませんでした。髪を染めないことで私が老けてケアをしてないように見えて、周りにからかわれると思っていたんです」 「フォロワーが増え、道ゆく人に私の髪の毛を褒めてもらえたことで、娘の態度は変わりました。彼女は、今の私の方が努力していると気づいてくれたんです」 またジョージアさんは、Instagramを始めたモチベーションをこう説明。 「自分自身に責任を持ちたかったんです。公開していれば恥もないし、元の世界には戻れない。他のグレイヘアの女性たち、そして私と同じステージの女性たちもフォローしました」 「当初は誰も私のことなんて気にかけないと思っていたのですが、インスピレーションを受け、サポートしてくれて、必要なときにはそばにいてくれる素晴らしい女性たちを見つけました」