猪苗代スキー場で聖火リハ 小学生らと手順確認 モーグル・遠藤尚選手参加 /福島
25日から県内で始まる東京オリンピックの聖火リレーに向け、猪苗代町の猪苗代スキー場で15日、リハーサルがあり、関係者が一連の手順を確認した。【三浦研吾】 【写真で見る聖火リレー】1964と2020の現地を比較 県によると、今回の東京五輪でスキー場で聖火リレーをするのは全国で同町のみ。この日は、同町出身で冬季五輪のフリースタイルスキー・モーグルに出場した遠藤尚選手(30)が参加し、猪苗代スキークラブの小学生ら19人と一緒に白銀のゲレンデ約500メートルを本番さながらに滑走。ランタンに移した火を次の走者につなぐ流れを確認した。 遠藤さんはリハーサル後、「思い入れのある故郷で走れるのは光栄。震災から10年の東北をスキーで滑るので、思いをつないでいきたい」と語った。県オリンピック・パラリンピック推進室の佐藤隆広室長は「本番に近い形でリハーサルができた。当日も円滑に進められるよう、引き続き準備していきたい」と話した。
毎日新聞