天皇ご一家、那須で静養 御用邸を散策
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天皇、皇后両陛下と長女愛子(あいこ)さまは12日、静養のため那須町の那須御用邸に入られた。両陛下が那須御用邸を訪れるのは8月以来で、ご一家では1年ぶり。1週間ほど滞在する。 ご一家は午後0時50分ごろ、新幹線でJR那須塩原駅に到着。市民ら約270人の出迎えを受けた。 陛下は「今年の夏も暑かったですね」「どこから来られましたか」などと人々に声をかけ、約30分間交流した。旅行で同駅を訪れていた埼玉県春日部市藤塚、無職大越弘也(おおこしひろや)さん(80)は「元気なお姿を拝見できて良かった。ゆっくり静養してほしい」と話した。 その後、ご一家は車で那須御用邸に移動し、休憩所「嚶鳴亭(おうめいてい)」周辺を散策。那須の山並みや、散策路付近に生えた植物などを見ながら談笑する様子が見られた。 報道陣の取材に陛下は「那須の地に3人そろって今年も来ることができたことをうれしく思います」と答えた。皇后さまは「3人で楽しくゆっくりと過ごすことができたらと思います」と話し、愛子さまは「那須でしかできない経験や楽しみを大切にしながら、自然を満喫できればと思います」と笑顔を見せた。