デシャンボー14歳の時のテレビ映像が発掘されSNSで話題に。この少年が十数年後メジャーチャンピオンになるとは!?
6月の全米オープンでメジャー2勝目を挙げたブライソン・デシャンボー。彼の少年時代のテレビ映像が発掘されSNSで話題になっている。世界ユースチームチャレンジ出場直前にコーチと最終調整する14歳の彼はまだ線が細く現在の姿は想像ができない。「これまで見たなかで最高のゴルファー。14歳では最高レベル。大きくて強くて才能に溢れている」と絶賛したコーチでさえ、デシャンボーがこれほどビッグになるとは想像していなかったのかもしれない。 デシャンボーの14歳当時の映像はこちらから
練習施設でタイヤの打ち込みをしながらインパクトのイメージを確認する少年。 「僕は人生のほとんどゴルフをしてきました。8歳くらいからトーナメントに出始めました」と練習映像に本人の声がかぶる。 「彼はただの14歳ではありません。現在カリフォルニアのナンバー1ジュニアです」とナレーションが入るとデシャンボーは「それはあまり意識していませんが、ただ(ゴルフが)楽しいんです。(良い)評判も楽しんでいます」 映像のなかで地元カリフォルニアのスタンフォード大学の進学に興味を持っていると紹介されたが、結局故郷を離れ憧れの先輩ペイン・スチュワート(故人)が通ったサウスメソジスト大学に進んだ。 憧れの人が99年に優勝したときのガッツポーズが銅像になっているパインハーストNo.2で今年デシャンボーは2度目の全米オープントロフィーを掲げた。 映像では南カリフォルニアユース代表として世界ユースチャレンジに出場することについて「世界中の人々が参加する大会(世界ユースチャレンジ)はとても大きなトーナメントなので僕は今すごく真剣です」と瞳を輝かせていた。 ゴルフを科学する“マッドサイエンティスト”は以前、お騒がせ男、反逆者、ゴルフの破壊者とヒール扱いされたが、ここ数年はプレー自体の魅力と心のこもったファンサービスでヒーローに転じている。 残念ながら全英オープンは予選落ちに終わったが、全米オープンの祝勝会は自宅のあるダラスでおこない「親友たちとプールパーティをしてカップにワインを注ぎ飲み干した」のだとか。やることなすことカラフルである。
川野美佳