JR東日本が導入、ディーゼルハイブリッド式新型車両「HB-E220系」の機能
JR東日本はディーゼルハイブリッドシステムを搭載した新型車両「HB―E220系」を高崎・盛岡エリアに導入する。ディーゼルエンジン発電機と蓄電池の2種類の動力源を単独もしくは組み合わせて動力にする。導入車両数は合計32両で、内訳は高崎エリアで2両編成が8本、盛岡エリアで2両編成が6本、1両編成が4本となる。2025年下期から営業運転を開始する。 投入予定線区は高崎エリアが八高線の高麗川―高崎間、盛岡エリアが東北本線の花巻―盛岡間、釜石線の花巻―釜石間。新型車両には排気中の窒素酸化物(NOx)や黒煙などの粒子状物質(PM)を低減するエンジンを搭載するほか、液体式気動車特有の部品を削減し、電車と同じ機器を採用することでメンテナンス性を高める。 通勤、通学時にスムーズに乗降できるように従来の片側2扉から片側3扉とし、車いすやベビーカーで乗車できるフリースペースを設ける。