台南市と水戸市、友好交流都市協定を締結 「水戸」冠した道路新設へ/台湾
(台南中央社)南部・台南市と茨城県水戸市は22日、同市政府永華市政センターで友好交流都市協定を締結した。高橋靖水戸市長は、国際教育の充実化や観光交流の促進などを進め、台南市との友好関係をさらに深めたいとしている。 台南市には日本統治時代に米軍の襲来を受けて航空機で出撃したものの、撃墜されて戦死した水戸出身の杉浦茂峰兵曹長(死後少尉に特進)を祭る飛虎将軍廟(びょう)があり、その縁で両市の子供たちのスポーツ交流などが続けられてきた。台南市政府は今後、歴史や文化、スポーツなどの分野で交流や協力を進めるとしている。 黄偉哲(こういてつ)台南市長は、今回の協定締結を記念し、市内に新設される道路名を「水戸街」とすることを明らかにした。 高橋市長は、全力で交流を推進すると強調。マンゴーなど台南産農産物の学校給食の食材としての利用拡大や、台南の小学校との交流を通じて、交流の成果を次世代に波及させたいと語った。 (張栄祥/編集:齊藤啓介)