「今年ダメなら引退する」巨人移籍2年目 33歳右腕が背水の陣
巨人の近藤大亮投手(33)が10日、G球場で練習を行い、背水の思いで今季に臨むことを明かした。オリックスから移籍1年目の昨季は1軍登板なしに終わり「今年ダメなら引退するつもりなので、後悔ないように」と強い覚悟を口にした。 【詳細データ】近藤大亮のプロフィル、成績など… 宮古島で自主トレを行っていた右腕は「ずっと走りっぱなし」と15キロほどの重りを持った状態で走るなど自身を追い込み、下半身と精神力を鍛え直した。すべては昨季の悔しい思いが原動力だ。「結果が出えへんくて離れていく人もいた。それでもそばにいて声をかけてくれた人もいるので頑張りたい」。家族にも「ダメなら引退する」と覚悟は伝えた。支えてくれた人々のためにも必ず結果を残す。 今年初めてG球場に姿を見せた近藤はキャッチボールなどで体を動かした。「監督に使いたいと思ってもらえる投手にならないと」と、とにかく1軍のマウンドに多く立つことが目標。崖っぷちの思いで食らいついていく。(水上 智恵)
報知新聞社